近畿大学原子力研究所は、授業で放射線について教える教員を対象とした、中学・高校教員向け研修「近畿大学原子炉を用いたエネルギー・放射線体験講習」を開催。現地開催は7月27日・28日、8月3日・4日、オンライン見学コースは8月5日に行われる。
■教育訓練用に設計された大学原子炉
近畿大学原子炉は、教育訓練用に設計された熱出力1Wの原子炉。日本における民間および大学原子炉第1号として1961年に運転を開始。これまで原子炉物理、放射線計測、生物影響などの研究や、近畿大学を含む多くの大学の学生教育に貢献してきた。
■教員向け原子炉実験・研修会を1997年から実施
1987年からは原子力教育活動として原子炉を活用した教員向けの原子炉実験・研修会を実施。他ではできない原子炉運転体験や放射線測定を含む様々な実習・講義を行ってきた。
<開催概要>
実施日:
【現地開催2日間コース】
2021年7月27日(火)~28日(水)
2021年8月3日(火)~4日(水)
※新型コロナウィルス感染予防対策を講じて開催。受講にあたっては、マスクの着用、手指の消毒、咳エチケットの励行などにご協力ください。なお、情勢によってオンライン形式の開催へ変更する場合がある。
【オンライン見学コース】
2021年8月5日(木)13:30~15:00
場所:
【現地開催2日間コース】
近畿大学原子力研究所(大阪府東大阪市小若江3-4-1)
【オンライン見学コース】
Zoomにてオンライン原子炉見学会を実施
(参加申込みをした人には、研修会用学習資料を閲覧できるようにURLを通知)
対象者:中学・高等学校および高等専門学校教員
(主に授業で放射線について教える理科、技術、家庭科教員)
受講料:
【現地開催2日間コース】
2000円、交通費は講習会基準に基づいて補助。
2回の昼食、宿泊は近畿大学原子力研究所が用意し、費用は負担する。
※宿泊は原則として研修初日に1泊のみだが前泊が必要な人は要相談。
【オンライン見学コース】
無料
提出物:アンケート(研修前後)ならびに感想文の提出をお願いする。
定員:
【現地開催2日間コース】
8名、定員になり次第締め切り。※既参加者には参加を遠慮してもらう場合がある
【オンライン見学コース】
人数制限無し
申し込み方法:以下のWebからダウンロードした参加申込用紙に必要事項を記入し、
Eメール(genken@itp.kindai.ac.jp)に添付するか、FAX(06-6721-3743)で申し込む。
※メールの件名には「2021年度原子炉実験・研修会参加申込」と入力
<2日間コース スケジュール>
※オンライン見学コースのスケジュールについては決定次第、Webに掲載する