46.8%の小中学生が学校の授業以外でプログラミング学習を受けている。塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス」が、全国の小中学生の子供がいる保護者500人を対象に実施した「子どものプログラミング学習」に関するアンケート調査で明らかになった。
■約7割の保護者はプログラミング教育に肯定的
「プログラミング教育が必修化されたことをどう思うか?」という質問で「賛成」と肯定的に回答したのは342人で、全体の約7割の約68%となった。どちらとも言えないが28%で、「反対」と否定的なのは3.6%。IT化が進み、早い段階から学んでおくことが大切と考えている保護者が多いことがわかった。
■約半数の子供が学校以外でもプログラミング学習を実施
「学校の授業以外で子どもにプログラミング学習の機会を設けているか?」という質問では約47%にあたる234人が「している」と回答。子供の「プログラミング学習」に対して、半数近い方が高い意識をもっていることが分かった。また、男女比で見ると6対4で、男子の方が、学校以外でプログラミング学習を受けていることが多いという結果になった。
■2歳以下でもプラグラミング学習を実施しているケースも
学校以外でプログラミング学習の機会を設けている保護者に、「プログラミング学習はいくつから始めたか」を聞いたところ、半数以上が小学校低学年から「プログラミング学習」を実施していると回答。早いケースでは0~2歳から実施しているという回答もあった。
■3割の子供がプログラミングに興味を持った
「プログラミング学習をはじめた理由」については、最も番多かったのは「子どもが興味あるため」で約34%。続いて「論理的思考力を身につけさせたいため」が約29%だった。学校で学ぶことにより、プログラミングに興味を持ち、家に帰ってからも学びたいという子供が増えていることが考えられる。
■約8割は学校以外のプログラミング教室に満足
学校の授業以外での「プログラミング学習」の満足度は、「非常に満足」「やや満足」「普通」と答えた合計は全体の約8割で、多くの保護者が満足していた。「非常に満足」「やや満足」した理由としては「学校では補えない部分も個別に教えてくれるから」(小1の保護者)、「教えられたこと以外にも自分で試してみて楽しんでいるから」(小2の保護者)と回答。「やや不満」と答えた理由では「自分がプログラミングを理解していないため子供の疑問点に答えてあげられない」(小4の保護者)、「学習成果が分からない」(中2の保護者)となっている。
<調査概要>
調査内容:子供のプログラミング教室について
調査時期:2021年4月15日~4月29日
調査方法:インターネット
調査地域:全国
調査人数:小学1年生~中学3年生の子供がいる保護者500人