神戸市は「こども・若者ケアラーの相談・支援窓口」を6月1日(火)に神戸市立総合福祉センター1階に開設し、運営を開始した。
■家事や家族の世話を行っている子供
「こども・若者ケアラー」とは、障害や病気のある家族、幼い兄弟がいるために、大人が担う家事や家族の世話などを日常的に行っている子供や若者のこと。ヤングケアラーは一般的に18歳未満の児童を指すが、神戸市では20代も含めて「こども・若者ケアラー」と呼んでいる。
■6月1日から運営を開始
神戸市では、こども・若者ケアラー当事者や、関係者からの相談を受け付け、ケースに応じた支援へとつなげるために専門の窓口を開設。初日となる6月1日(火)には昼過ぎの時点で福祉や教育の関係機関から2件の相談が入った。
■ケアラー同士が交流できる居場所づくりも予定
「こども・若者ケアラー」の窓口開設を機に、子供らしく生活できる支援に力を入れていく。2021年度後半には、ケアラー同士の交流・情報交換のための居場所づくりも予定している。
<こども・若者ケアラーの相談・支援窓口 概要>
開設日:2021年6月1日(火)
場所:神戸市立総合福祉センター1階
受付時間:平日9:00~17:00(土日祝日・年末年始除く)
受付方法:
① 電話 078-361-7600
② Eメール:carer_shien@office.city.kobe.lg.jp
③ 来所
対応業務:
・相談への対応、相談ケースに応じた支援方針や支援計画の検討・決定
・介護保険サービスや障害福祉サービス等の公的サービスの活用に向けた調整
・家族に対するアプローチ
・学校等における見守り、寄り添い
・ケアラー同士の交流・情報交換のための居場所づくり(2021年度後半を予定)