金沢工業大学・国際高等専門学校の学生と教員が運営するサイエンス・コミュニケーションプロジェクトは、石川県立寺井高等学校の生徒を対象に「データサイエンス基礎講座」を6月3日(木)に開催する。
■高校生にデータサイエンスについて説明
「データサイエンス基礎講座」は美術部の1~3年生23名を対象に、10時から15時に開催。講師は藤島悟志教授(高専)と国際高専OBで金沢工業大学4年の廣瀬裕也さんが務める。廣瀬さんはZoomを利用して、高校生に人工知能などの技術でベースとなっているデータサイエンスについて説明する。
■機械学習演習に手作業で取り組む
午前中の講座はデータサイエンスとAI技術について説明。紙面上での機械学習演習を行う。PCだけの演習では仕組みがブラックボックス化され、単にAIを使った経験で終わってしまう。そこで、高等学校で学ぶ数学の知識で理解できる機械学習演習に手作業で取り組むことで、機械学習の理解を深める。
■PCを使って機械学習を体験
午後の講座はPCを使った機械学習体験を行う。ニューラルネットワークの動作イメージを掴む演習と画像認識体験を予定。画像認識体験ではデータサイエンスとして重要なデータセットに注目した演習を行う。データセットの質による認識精度の違いから、機械学習のより深い理解につなげる。