「NGPバーチャル工場見学会」～教室にいながら自動車リサイクル工場の見学を体験

2021年5月31日

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(以下、NGP)は教室にいながら自動車リサイクル工場の見学が体験できる「NGPバーチャル工場見学会」を実施。ZoomなどのWeb会議システムを利用して、自動車がリサイクルされる工程を、実際に工場にいるような臨場感で学ぶことができる。

■コロナ禍で工場見学の機会が減っている学校に

これまでの工場見学会は、実際に小学生が工場まで訪問する校外学習として活用されてきた。それがコロナ禍により、校外に出ての社会科見学を取り止める学校も多く、子供たちの学習の機会が減っている。

■工場の訪問ができない場合にバーチャルで見学

工場見学は子供たちにとって貴重な学びの場であり、実際に工場を訪問しての見学が難しい場合も、体験を交えた学びを提供したいという考えから、バーチャル工場見学会が開始された。

＜バーチャル工場見学会の内容＞

【ポイント1】

「NGP バーチャル工場見学会」では、自動車がリサイクルされる工程の動画を利用して授業を進める。Zoomなどを利用することで、子供たちからの質問に対して工場の担当者が回答。状況に応じて、講師も含め完全にWeb上で進めることができるほか、講師のみ教室に訪問し、直接授業を進めることもできる。

【ポイント2】

動画はレポーターが工場の担当者に質問しながら、実際の自動車リサイクルの工程に沿って展開されていく。工場にいるような臨場感で学ぶことができ、随所にクイズを交えて子供たちに考えてもらう時間を設けるなど、通常の工場見学で提供されている内容を「NGP バーチャル工場見学会」向けにアレンジしたコンテンツを提供する。

【ポイント3】

工場見学の際に事前に配布する「環境教育ノート」は、「NGP アップサイクルプロジェクト」で廃車になった自動車の取扱説明書を再生利用して製作。「環境教育ノート」を使って工場見学を行うことで、自動車リサイクルの流れを学習するだけでなく、廃棄物の発生抑制や資源循環の大切さも学ぶことができる。