令和志塾では、日本の高校生が、カナダやトルコの高校生と「対話と発展のための世界文化多様性デー」を祝って、5月21日(金)にオンラインでSDGsを学び合う異文化交流ワークショップを開催する。
■「対話と発展のための世界文化多様性デー」を祝う国際交流授業を開催
福岡県北九州市の令和志塾は、カナダ・オンタリオ州の中高一貫校フルフォードアカデミーと、トルコ・イスタンブールのサキップ・サバンチ・アナトリアン高校と、World Creativity and Innovation Day(対話と発展のための世界文化多様性デー)を祝う国際交流授業を行う。
■オンラインプログラムを全国で開講予定
令和志塾ではこれまで福岡の高校生を対象にプログラムを提供してきたが、オンラインでの教育技術の進展に伴い、全国の中高生が集い、志を高め合うための寺子屋をオンラインで開講することを予定している。
■互いの国の文化を感じられるワークショップ
その第1弾として、カナダ・トルコ・日本の異文化交流ワークショップを企画。今回は、それぞれの教育機関で学ぶ高校生自身が、それぞれの国の文化を感じられるワークショップを提供し合う。異なる文化や環境で育った者同士が学び合うことで、互いに刺激され、学習の質や行動意欲が高まることを目的にしている。
<World Creativity and Innovation Dayとは>
文化多様性の価値や重要性に対する理解を深める機会となる。具体的には有形・無形文化財と産業から文化的表現の多様性に至るまで、文化の多様な形態を祝い、これらが対話・相互理解そして持続可能な社会・環境・経済にどう貢献するかを考える。
<オンラインワークショップ 概要>
開催日時:日本時間2021年5月21日(金)21:00~23:00
オンライン会場:ビデオ会議ツール「Google Meet」
※各国の主なテーマは以下の通り
【日本:令和志塾生徒ほか】
ワークショップ主テーマ
①明治維新とSDGsの関わり~明治維新の功罪~
②革命家たちを育てた松下村塾の志教育
③ミャンマーのクーデターの背景にあるもの
※日本の生徒の所属校:福岡県立香椎高等学校、自由ケ丘高等学校、福岡県立八幡高等学校、九州国際大学附属高等学校
【カナダ:フルフォードアカデミー】
ワークショップ主テーマ
①あるカナダ人の休日。私たちの休日の伝統は私たちの文化と価値観をどうつくって
いる?
②無形文化遺産の重要性とは?
③イランの歴史が私たちの文化にどう影響しているか?
【トルコ:サキップ・サバンチ・アナトリアン高校】
ワークショップ主テーマ
①未完成の教育革命「村の研究所」と、それらがトルコ人の文化に及ぼす影響
②デデコルクトの物語-「バサットがゴーグルアイを殺した方法」
③Traditional Games
<令和志塾とは>
令和志塾とは、社会課題を解決する人材の発掘・育成を行う寺子屋。2018年に開講し、高等学校の放課後、希望者だけ募って授業を行ってきた。しかし、コロナウイルスの猛威により、学校は休校となり校内での開講ができなくなった。そのような中でも、塾生たちは自ら学びを求め、課題の探究や解決のためのアイデアを創出した。この期間の塾生たちの姿勢に刺激され、オンライン寺子屋としてリスタートすることを決意した。
令和志塾の特徴は高校生の「志」を育むこと。そのために課題設定からプロジェクト実践までを主体的に行えるプロセスづくりや、実社会との接点などの仕掛けがある。一過性の課題解決学習ではなく「自分の潜在能力を発揮し、自分が世の中の課題を解決したい」という志を醸成することで高校卒業後も社会課題に資する人材を輩出している。