大阪府茨木市教育委員会はInspire High(インスパイア・ハイ)と協力し、21世紀を生きるために必要とされる非認知スキルの開発・育成にかんする調査を、モデル校となる茨木市立東雲中学校、茨木市立三島中学校、茨木市立豊川中学校の3校で実施する。
■子供たちの新しい価値を創造する力を育成
大阪府茨木市では2020年度から、第5次プラン「茨木っ子 ネクスト5.0」を掲げ、変化が激しく予測困難な社会を生きていく子供たちに「新しい価値を創造する、多様な他者とつながり協働するなど、人間ならではの能力」を育むことを目指してきた。
■モデル校で「Inspire High」導入前後の非認知スキルの向上などを調査
今回の連携では、茨木市立東雲中学校、茨木市立三島中学校、茨木市立豊川中学校をモデル校として、10代のためのライブ配信プログラム「Inspire High」を試験導入。導入前後の非認知スキルの向上や、学習に対する内発的動機・キャリア観の醸成を調査検証し、今後の市内の中学校での幅広い利用を視野にいれて協働する。
<茨木市教育委員会 教育長 岡田祐一氏 コメント>
変化が激しく予測困難な社会を子供たちが生きていくためには「新たなことを創造する、他者と協同して取り組む」、「困難にくじけず乗り越える」などテストで測ることの出来ない力、いわゆる「非認知能力」が必要とされる。茨木市教育委員会で進めている「茨木っ子プラン ネクスト5.0」では、この非認知能力を「茨木っ子力」と位置づけ、その育成を重点の一つとしている。Inspire Highのライブ配信プログラムは、子供たちに様々な価値観や人との出会いを与えてくれる。茨木市の子供たちの心がインスパイアされることにより、子供たち一人ひとりに「茨木っ子力」を育むことにつながることを期待している。
<Inspire Highとは>
Inspire High(インスパイア・ハイ)は10代のためのライブ配信プログラム。ライブ配信プログラムを通して、普段ふれあう機会の少ないアーティストや起業家、研究者などクリエイティブに生きる大人たちと、答えのない問いについて考え、共有しあう。一般利用だけでなく、自治体や公立私立の中学校、高校と連携し、総合的な探究の時間、キャリア教育やクリエイティブ教育の教材として数多く活用されている。