SNS利用率は「Instagram」が6年連続で増加していることが、東京工科大学が2021年度の新入生を対象に実施した、コミュニケーションツールの利用状況に関するアンケート調査から明らかとなった(サンプル数1480人)。この調査は2014年から実施しており、今回で8回目となる。
■Instagramは7割の学生が利用
SNS利用率では「Instagram」(69.9%)が調査開始以来6年連続で増加。女子(85.6%)では「Twitter」(85.3%)をわずかに上回り初の2位となった。2016以来ほぼ全員が利用している「LINE」は女子で初の100%となった。また「TikTok」(29.7%)は女子の4割(39.0%)が利用するなどSNSでは最も高い伸びとなった。
■連絡手段はLINEが6年連続で95%以上に
普段使っている連絡手段では「LINE」が98.9%となり6年連続で95%以上となった。2位の「InstagramのDM」が前年から0.8ポイント増の38.3%となった一方、「TwitterのDM」は女子で5.1ポイント減の35.2%となった。
■キャリアの通話は3割、ビデオ通話は前年比減
通話手段は「LINE通話」が91.4%と前年に続き9割以上が利用。「キャリアの通話」(31.6%)は減少傾向にあるが前年に比べると微減となった。一方、ビデオ通話は「Zoom」(3.0%)が前年の3分の1以下となったほか、「LINEビデオ通話」も2019年と同水準(21.0%)となった。
■YouTubeは99%が利用
動画配信サービスは「YouTube」が6年連続トップでこれまでで最高の99%が利用。「Amazonビデオ」(35.1%)は前年に続き拡大、「AbemaTV」(34.7%)をわずかに上回った。また、「TVer」は女子の3割弱(27.9%)、「Netflix」は同2割(20.0%)が利用するなど女子を中心に増加傾向となっている。「ニコニコ動画」(26.1%)は2年連続減少となった。
■iPhoneの利用率は約8割に拡大
スマートフォンの種類では「iPhone」の利用率が調査開始以来7年連続で増加し約8割(79.9%)。女子では9割近く(87.4%)に達している。
<調査概要>
調査日:2021年4月(4月8日配布、同27日締切)※2020年は6月中旬実施
調査対象:2021年の東京工科大学新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)
サンプル数:1480名
調査方法:オンラインアンケート
回収率:80.4%