Googleは子供たちがプログラミングとAIで身近な問題の解決に挑戦する「キッズAIプログラミングコンテスト」を開催。8月31日(火)午前11時までにプログラムのプロトタイプと3分以内のデモ動画を提出する。
■身の回りや地域の課題をプログラミングとAIで解決
このコンテストでは、自分で見つけた身の回りや地域の課題をプログラミングとAIを使って解くことが求められる。対象は小学生から中学生まで、1人でもチーム(4人まで)でも参加可能。
■「イノベーション」「チャレンジ」「完成度」を総合的に審査
プログラム開発には Scratch を用いて、Teachable Machine をはじめとした無償で公開されている各種 AI 拡張機能を活用する。応募した作品は「イノベーション」「チャレンジ」「完成度」の3つを総合的に審査し、9月上旬にファイナリスト 5 組を発表する。
■ファイナルイベントでプレゼンテーション審査に臨む
ファイナリストに選出された5組は、10月上旬にオンラインで開催されるMaker Faire Tokyo Online 内で実施されるファイナルイベントでのプレゼンテーション審査に臨む。審査に基づき、グランプリ受賞者を選出し表彰する。
■昨年は「おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムⅡ」がグランプリに
第1回目となった昨年は、多数の応募作品の中から6名がファイナリストに選ばれ、ファイナルイベントでプレゼンテーションに挑戦。その結果、mebumebuさん(岐阜県関ケ原町立関ケ原小学校、11 歳)の「おじいちゃんのお酒飲みすぎ防止システムⅡ」がグランプリに選出された。
■受賞者がプログラミングとAIの魅力を語った動画を公開
グランプリの mebumebuさんに加え、優秀賞が送られたファイナリストのうち「ヤンバルクイナ危機一髪」を開発した小川りりかさんと、「感動読書–おうち時間をステキ時間に–」を開発した tontoko さんが、プログラミングやAIを学ぶことの魅力を語った動画を公開している。
■AIプログラミングをはじめる子供をサポート
Glow with GoogleのWebではmicro:bitではじめるAIプログラミング ビデオチュートリアルに加え、様々な学びのコンテンツを紹介。3 月には、ScratchとTeachable Machine を活用したAIプログラミングに挑戦したい子供たちを対象とした「はじめようAIプログラミング」小冊子を公開した。また、公開に合わせて、小学校を主な対象とした、Google社員が技術的なサポートをおこなう「AIプログラミング教育パッケージ」の提供を開始した。興味のある教育委員会および学校は、以下のフォームより申し込む。
<キッズAIプログラミングコンテスト 概要>
対象の学年:小学1年生~中学3年生
募集期間:2021年4月27日(火)~8月31日(火)午前 11 時
応募要件:
自分で見つけた地域の課題をプログラミングとAIで解決するプロジェクトを考える。
プログラム開発にはScratchを利用。さらに公開されている下記のAI拡張機能を活用する
・Teachable Machine 拡張機能(TM2Scratch、TMPose2Scratch)
・ML2Scratch
・AI ブロック by TechPark
審査: Googleの研究・開発部門に所属する社員が、以下の項目を総合的に判断して審査
イノベーション:プロジェクトのアイデアがユニークで新しいか
チャレンジ:技術的に難しいこと、または解くことが難しい課題にチャレンジしているか
完成度:プロジェクトの完成度はどの程度か
ファイナリスト発表:2021 年 9 月上旬
ファイナルイベント(オンライン):2021年10月上旬
賞品:Google 社員によるファイナルイベントに向けてのメンタリングや、Google ロゴ
入り各種グッズを謹呈
参加にあたっての留意点: 応募は保護者による手続きが必要
参加応募:以下のサイトの「応募する」から申し込む