熊本市教育委員会は、クリエイティビティなど21世紀を生きるために必要とされる「非認知スキルの開発・育成に関する調査」を、モデル校である熊本市立北部中学校と熊本市立千原台高等学校を対象に、Inspire Highと共同で実施する。
■教育先進都市として次代を担う人材を育成
熊本市は「教育先進都市」として、次代を担う人材の育成にかかる施策の推進に力を入れてきた。子供たち一人ひとりが、社会環境の変化に適切に対応し、学びに向かう力を持ち、主体的に考え行動できる人づくりを進めている。
■「Inspire High」導入前後の非認知スキル向上などを調査
今回の連携では、熊本市立北部中学校と熊本市立千原台高等学校をモデル校に、ライブ配信プログラムの「Inspire High」を試験導入。導入前後の非認知スキルの向上や、学習に対する内発的動機・キャリア観の醸成について調査検証を実施。今後の市内中学高校での幅広い利用を視野にいれて協働する。
<熊本市教育委員会 遠藤洋路教育長 コメント>
「Inspire Highのプログラムは、子供たちが日頃出会うことがない様々な人の話に触れ、それぞれが感じたことを言葉にし、互いに交流しあうことで、子供たちが自らの生き方について主体的に考えることができるよう工夫されています。この共同の取組により、子供たちが自分の可能性をさらに広げ、それぞれの夢の実現につながるよう期待します」
<Inspire Highとは>
Inspire High(インスパイア・ハイ)は、10代のためのライブ配信プログラム。アーティストや起業家、研究者などと、ライブ配信プログラムを通じて、答えのない問いについて考え、共有し合う。中学校、高等学校と連携し、総合的な探究の時間やキャリア教育などの教材として数多く活用されており、経済産業省の2020年度「未来の教室」実証事業、及びEdTech導入補助金対象事業にも採択されている。