東京都立川市は、学校給食費の徴収・管理業務の効率化に関する実証実験を5月17日(月)から開始した。実証実験にあたっては、NTTファイナンスのクラウド型の決済ソリューション「楽々クラウド決済サービス」を活用する。
■学校給食費の公会計化を実施した自治体は4分の1
文部科学省は2019年7月に「学校給食費徴収・管理に関するガイドライン」を策定。自治体が学校給食費を徴収する「公会計化」を推進している。しかし、「公会計化」を実施している自治体は全体の26.0％で、まだ公会計化未着手の自治体も多いのが現状となっている。
■公会計化の導入に向け実証実験を実施
立川市では2023年度までの公会計化をめざしている。事業提案制度（テーマ型）募集を実施した結果、NTTファイナンスの「楽々クラウド決済サービス」を活用して公会計化の導入に向けた実証実験を実施することになった。
■課題の抽出やコスト・業務効率化を目指す
学校給食費の公会計化の推進として、総合行政ネットワーク（以下、LGWAN）環境下で「楽々クラウド決済サービス」を導入。徴収・管理業務の公会計化移行における技術的課題の抽出、業務要件等の明確化、コスト・業務効率化等について検証を行っていく。
＜実証実験 概要＞
実施期間：2021年5月17日(月)～2021年6月末（予定）
実施場所：立川市学校給食共同調理場（教育委員会）
検証項目：
①作業の効率化・利便性の把握（立川市）
②運用フロー・アウトソーシング対象業務の検討（立川市/NTTファイナンス）
③LGWAN環境での動作・運用検証（立川市/NTTファイナンス）
【実証実験イメージ】
