ワコムは「アート、テクノロジー、学び」を中長期および社会的な視点から、持続的に支えていく取組を実践するための団体として、一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジを 2021年2月16日付で設立した。
■アートを支えるためのテクノロジーの実装を模索
コネクテッド・インク・ビレッジは「芸術およびアートを通じて表現される、人間としての深みの追求」、「新しい学びの価値観の探求と推進」、「それらを支えるためのテクノロジーの実装や様々なコミュニティーとのコラボレーション」を模索し、実験的な取組を行う場となる。
■新しい文化や価値の軸を生み出す
そうした観点から複数のプロジェクトを運営する。また、関連するコミュニティーを構築したりつなげたりすることで、新しい文化や価値の軸を生み出し、社会実装することを目的とする。
■活動に向けて2億5000万円の寄付金を拠出
コネクテッド・インク・ビレッジが、長期かつ安定的に活動を行い、様々なプロジェクトを通じて新たな視点や発想を社会に展開し続けることを支えるため、ワコムは2億5000万円の寄付金を拠出する。
<コネクテッド・インク・ビレッジのもとで計画されている主なプロジェクトの例>
「人間表現 ブレイクスルー プロジェクト」
表現活動に地道に取り組む人たちを持続的に支援すると同時に、異分野との連携の機会をアレンジすることで表現活動におけるブレイクスルーを生み出す試み。
「STEAM奨学金プロジェクト及びSTEAMテクノロジーコンテスト」
コネクテッド・インク・ビレッジ独自の視点から、STEAM教育を支える奨学金の交付や、テクノロジーコンテストなどを実施する。
「海外各地の地域マイクロ コミュニティー支援プロジェクト」
海外各地における、それぞれ色合いの異なる「アート、テクノロジー、学び」の姿を尊重し、 各地のマイクロ コミュニティーの形成や活動を継続できるよう、運営資金面の支援等を行う。
※こうしたプロジェクトにおける取組のいくつかは、パフォーマンス・ステージやコンサート、アート展示、発表会など多様なスタイルで、2021年11月にワコムが開催するコネクテッド・インクのコンテンツの一角を形成する。世間に公開する機会を通してイベント参加者と知的・人的など様々な面において幅広く交流することで、さらなる成長の促進が期待される。
<一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジ 概要>
名称:一般社団法人コネクテッド・インク・ビレッジ
設立年月日:2021年2月16日
所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー31階
代表理事:井出信孝(株式会社ワコム代表取締役社長兼CEO)
理事:後藤朋俊(日本フィルハーモニー交響楽団常務理事)
理事:板垣崇志(るんびにい美術館アートディレクター)
理事:成島啓(株式会社セルシス代表取締役社長)
理事:森屋和喜(一般財団法人キャンパスOJT型産学連携教育推進財団代表理事)
理事:奥山晶子(株式会社ワコム 企業DNA、新しい働き方、新チャレンジ担当)
事務局長:桧森陽平(株式会社ワコム コーポレート エンゲージメント担当)