愛知県教育委員会は、学びの保証とICTを活用した授業の拡充のため、県内すべての県立高等学校と県立特別支援学校でロイロノート・スクールの無償利用を開始した。
■1年間全校での無償利用が可能
ロイロノート・スクールは2020年度の緊急事態宣言中に全国で活用された授業支援クラウド。1年間、全校での無償利用が可能で、コロナ禍で登校ができない状況でも、生徒と教員間のやり取りが可能となっている。
■コロナ収束後も新しい学びを支えるツールとして期待
また、コロナ収束後もシンキングツール(思考ツール)やプレゼンテーション機能など、ICTを使った生徒主体の授業改革の基盤として期待できるなど、高等学校や特別支援学校での新しい学びを支えるツールとして期待される。
<愛知県立安城東高等学校での活用事例>
日常的にロイロノート・スクールの活用が進む愛知県立安城東高等学校の事例を紹介。特定の教科や教員に限らず、教職員全体での利用や生徒が様々な教科でロイロノート・スクールを活用。全校集会や職員会議でも活用する場面が紹介されている。
<「とりあえずロイロ」キャンペーン>
自治体内すべての学校で1年間、ロイロノート・スクールを無償利用できる、「とりあえずロイロ」キャンペーンを実施中。GIGAスクール構想の端末助成を受け1人1台を目指す自治体または高等学校が対象。実践レポートを各校1つ提出することが条件となる。
詳細は「とりあえずロイロ」キャンペーンで確認
<ロイロノート・スクールについて>
ロイロノート・スクールは、双方向授業を作り出す授業支援クラウド。資料のやりとり、思考の可視化、意見の共有が直感的にできるため、子供たちが自ら考え表現する協働的な学びや、教員の負担軽減につながる。マルチプラットフォームに対応しており、1日50万人以上が利用。全国で5000校以上、300近くの自治体に導入されている。