NPO法人みんなのコードは、2020年度に全国5県の公立中学校5校で実施した、ニューノーマル時代のキャリア教育「オンライン職業インタビュー」を2021年度も実施。今年度は、さいたま市内の中学校・特別支援学校で、本コンテンツを活用したキャリア教育を支援する。
■オンラインで学校と企業をつなぎキャリアを考える機会を提供
オンライン職業インタビューは、多くの学校で職場体験などの実践的な学びの機会が失われている中、オンラインで学校と企業をつなぎ、テクノロジーを活用して新たな価値を生み出すキャリアを考える機会を提供する。2021年度は昨年度開催した、さいたま市立本太中学校(埼玉県)での実績を評価し、さいたま市内の中学校・特別支援学校で、本コンテンツを活用したキャリア教育を支援する。
■テクノロジーに関する知識の重要さを体感
本コンテンツは、従来の職業インタビューをそのままオンライン化するのではなく、オンラインだからこそ、働くことの意義や社会経験を十分に感じられる機会を提供。多くの子供たちにテクノロジーに関する知識は、これからの「未来の教養」であることを、わかりやすく体感してもらうことに主眼が置かれている。
■キャリア教育の協賛企業を募集中
現在、キャリア教育関連の授業の実施を考えている学校において、協賛企業として応援する企業を募集中。業界・企業規模は問わない。参加にあたっては、本コンテンツへの協賛、ボランティア派遣、発表スライドの準備などへの協力を要望する。詳細については、以下のWebまで問い合わせる。
<過去の参加者からの声(一部抜粋)>
【生徒】
・(働くということは)自分のために、さらに他人のためにということを感じました。
・今日の話を聞いて、私もこれから好きなことや得意なことを広げていけるようになり
たいです。そして新しいことに挑戦するために、どんな仕事があるのかな?どんなことが
できるかな?ということを常に考えて行動したいです。
・続ける力があれば夢を現実にすることができると考えが変わりました。憧れの職業 でも
お金をもらうことは難しいという厳しさも学べました。
【教員】
・将来つきたい職業にプログラマーやIT関係と答える生徒が多くなってきている。漠然と
興味を持っている生徒に対して、職種ごとの違いや具体的な仕事内容を分かりやすく
話していただき非常に良かった。
・普段ならば遠方で来校していただけないような方にお話を聞けて、貴重な体験ができ
ました。わかりやすく説明していただき、興味を持つ生徒が多かったです。
・人生を豊かにするために仕事をしているという話が、とても印象に残りました。自分も
そう思える仕事に就きたいと感じた生徒も多くいました。
<過去の開催レポート>
2020年度オンライン職業インタビューを、加賀市立山代中学校(石川県)、さいたま市立本太中学校(埼玉県)、御殿場市立富士岡中学校(静岡県)、知立市立知立中学校(愛知県)、有田川町立金屋中学校(和歌山県)の全国5校の中学校で実施。開催の様子は以下のWebで紹介している。
<オンライン職業インタビュー 実施概要>
実施時期:2021年6月〜2022年3月(予定)
※学校の希望時期に合わせて、みんなのコードが企業と学校をマッチングする。
実施内容(例):50分×2コマ(100分)を予定
プログラムの流れ(1コマの場合)は以下の通り。
・はじめの挨拶(5分)
・登壇者の発表(30分)
・質疑応答 (15分)
・休憩(5分)
・質疑応答(15分)
・仕事のチラ見せ(20分)
・生徒の感想(5分)
・おわりの挨拶/写真撮影 (10分)