教員と保護者間における連絡のデジタル化を目的とした、kintoneの学校向け新ライセンス「スクール&ペアレンツライセンス」を7月1日(木)から提供開始する。
■教員と保護者の双方の負担を軽減
サイボウズの「スクール&ペアレンツライセンス」により、教員と保護者間で児童生徒を通してやり取りされていた書面を減らし、双方の手間を大幅に減らすことが可能になる。
■埼玉大学教育学部附属小学校で実証実験を実施
新ライセンスの提供に先立ち行われた、埼玉大学教育学部附属小学校での実証実験では、2020年4月1日から2021年3月31日まで、教員と保護者間での情報共有を含む校務にkintoneを活用。学校からのお知らせやアンケート、出欠管理などで利用した。その結果、印刷費用が年間 189,000 円、印刷や配布、集計作業、連絡対応などにかかる時間が年間 587 時間削減でき、有効性を確認した。
<スクール&ペアレンツライセンス概要>
「スクール&ペアレンツライセンス」は、教員と保護者間の情報共有を目的に学校が導入するためのライセンスとなる。対象団体は以下の通り。
・学校教育法で定められた学校のうち、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育
学校、特別支援学校など
・厚生労働省認可の保育園、乳児園
・内閣府所管の認定こども園
■セミナーや教育ITソリューションEXPOの出展などを予定
今後、サイボウズでは「スクール&ペアレンツライセンス」の活用に関するセミナーの実施や教育現場でのkintone活用事例の紹介などを行っていく予定。また、5月12日から14日まで開催される第12回教育ITソリューションEXPOへの出展を予定しており、「スクール&ペアレンツライセンス」に関する案内のほか、事例の紹介などを実施する。