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桐蔭学園中等教育学校、模擬国連部の活動をベースに探究授業「15歳のグローバルチャレンジ」を始動

2021年4月22日

桐蔭学園中等教育学校は、世界大会7年連続出場を誇る模擬国連部での活動をベースとした、探究授業「15歳のグローバルチャレンジ」を4月から始動。生徒はある国の大使となり、学年末の模擬国連会議に向けて1年間かけて諸問題の解決に取り組む。

 


■模擬国連の活動を日常の授業として実施

15歳のグローバルチャレンジ」は、世界の様々な国の立場から、より良い世界を作るために世界が団結して取り組むことを考える授業。模擬国連の活動を日常の授業として行う、日本初の試みとなる。3年次の「未来への扉」(探究)授業は、すべて「15歳のグローバルチャレンジ」となり、1年間かけて生徒たちはグローバルな視点で授業に取り組む。

 


■生徒は割り当てられた国の国民になる

15歳のグローバルチャレンジ」では、生徒が3人~4人のグループとなり、ある国の担当になる。生徒たちは割り当てられた国の地理的な特徴、文化や歴史などを調べて理解を深め担当国の「国民」に変身する。

第1回の授業で担当国が決定


■模擬国連会議で全会一致の決議を目指す

そのうえで、その国が抱える政治的な問題、国内、国外の諸問題を調べていく。自国の問題を解決するためには、どのような国と協力する必要があるのか、どうして問題解決が進まないのかを深く考え、年度末の「模擬国連会議」につなげていく。この「模擬国連会議」で、与えられた問題の「全会一致の決議」を目指す。

メンバーで担当国の第一印象を共有


■国の政府代表になりきって議論

模擬国連会議では、参加者一人ひとりが国連に派遣された一国の政府代表・全権大使となりきって議論を行う。各国の大使は自国の国益を守りつつ、より良い世界の実現を目指して議論をする。会議を通して、今までとは違った視点から物事を考える柔軟性や、ものごとの分析力や論理的思考力、交渉力、英語力の向上も期待できる。

 


<桐蔭学園中等教育学校 模擬国連部>

模擬国連部が発足したのは2007年。20213月現在、7回の優勝(最優秀大使賞獲得)、世界大会出場は7年連続11回目を誇り、日本全国の高等学校・中等教育学校の中でいずれも最多となっている。特に、2015年に行われた世界大会では、優秀賞(世界第2位)の栄冠を獲得している。模擬国連とは、実際に発生している国際問題を国連会議の形式で討論し、各国の立場を踏まえながら問題解決の方法を探る活動。この活動を通して、プレゼンテーション能力・国際問題への問題意識の向上、多角的な視野の獲得を狙う。

 


<4月~7月の授業予定>

4/15(木)14:10

模擬国連会議について学ぶ(ガイダンス)

4/22(木)14:10

担当国の基本情報の調べ方

5/6(木)14:10

担当国の魅力をPRするプレゼン資料を作成する(1) 作成1回目

5/13(木)14:10

担当国の魅力をPRするプレゼン資料を作成する(2) 作成2回目

5/20(木)14:10

担当国の魅力をPRするプレゼン資料を作成する(3) 鑑賞1回目

5/27(木)14:10

担当国の魅力をPRするプレゼン資料を作成する(4) 鑑賞2回目

6/3(木)14:10

担当国が抱える問題点を調べ、世界全体で解決したい議題を1つ設定する(1

6/10(木)14:10

担当国が抱える問題点を調べ、世界全体で解決したい議題を1つ設定する(2

6/17(木)14:10

担当国が扱いたい議題案をプレゼンするための資料を作成する(1

6/24(木)14:10

担当国が扱いたい議題案をプレゼンするための資料を作成する(2

7/1(木)14:10

資料をもとに投票

→投票で12位を決定し、年度末の会議に向けて議題解説書を作成(模擬国連部)

 

 

連載「15歳のグローバルチャレンジ」授業レポート

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