ポプラ社は学習現場の急速なデジタル化に対応するため、こどもの学び事業「こどもっとラボ」を立ち上げ、教育ICT分野に本格参入する。そのスタートとして「こどもっとラボ」ブランドサイトを4月9日(金)に公開した。
■「あそび」と「まなび」の循環が「生きる力」につながる
こどもの学び事業「こどもっとラボ」では、「あそびをもっと、まなびをもっと。」をコンセプトにしたコンテンツサービスおよび出版事業を展開。子供たち一人ひとりの好奇心を起点に「あそび」と「まなび」を行き来しながら得られる自発的な学びの循環が、子供たちの「生きる力」につながっていくことを目指す。
■小中学校向け(GIGA スクール端末対応)本と学びのコンテンツ「MottoSokka!」
「こどもっとラボ」発の新デジタルサービスとして、小中学校向け<GIGA スクール端末対応>本と学びのコンテンツ「MottoSokka!(もっとそっか!)」を展開。子供一人ひとりが自分の関心に沿った「読書体験」や「探究体験」を通じて、好奇心からはじまる自発的な学びの循環を作り出す、ポプラ社の新サービスの総称となる。
■電子書籍読み放題の「Yomokka!」がスタート
「MottoSokka!」の第1弾として、2021年7月より小中学校向け電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」の自治体(教育委員会)・学校向けサービス提供を開始する。「Yomokka!」は、本が好きな子供と本に興味がもてない子供のための、いつでも、どこでも、思いのままに読書が楽しめる、冊数制限のない電子書籍読み放題のサブスクリプションサービスとなる。
■1人1台の端末で電子書籍が楽しめる
小学校は2021年7月から、中学校は2021年秋から「Yomokka!」の対応を開始。2021年度はトライアルで無料提供され、2022年4月から本格導入(有料)となる。GIGA スクール端末を活用して「朝の読書」の時間に好きな本を読んだり、端末の持ち帰りができる自治体では自宅で続きを読んだりと、子供一人ひとりが、それぞれの好奇心に応じて読書を楽しむことができる。
■本を楽しんでもらう様々な工夫
「Yomokka!」は本を読んだ感想を書き込んで友達と共有できる機能、ガチャガチャをまわして新しい本と出会う楽しい仕掛け(「きょうの1さつ」)、読んだ本の履歴を残していける「じぶんの本だな」など、本を楽しんでもらえる工夫が盛り込まれている。2021年9月からは「朝日小学生新聞」で人気の「1面TOP」と「ニュースあれこれ」を読むことができるため、子供が時事問題に関心をもつきっかけにもなる。
■「Yomokka!」導入検討に向けたデモIDを発行
「Yomokka!」のサービス提供開始に先立ち、2021年4月より、教育機関対象で導入検討のための「デモ ID」の発行を開始した。教育ICT関連展示会のポプラ社ブースなどでは「Yomokka!」のデモIDの申し込みなどを受け付けている。
・教育総合展 EDIX【東京】教育ITソリューションEXPO(5/12~14)
・教育総合展 EDIX【大阪】教育ITソリューション EXPO(6/23~25)
・NEW EDUCATION EXPO【東京】(6/3~5)
・NEW EDUCATION EXPO【大阪】(6/11~12)
■第2弾サービス「Sagasokka!」を2022年4月に提供開始予定
「MottoSokka!」の第2弾として「総合百科事典ポプラディア」発「調べ学習応援サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」を2022年4月の提供開始に向けて準備中。「Sagasokka!」は15年以上のサービス提供実績があるポプラ社のインターネット百科事典「ポプラディアネット」の後継サービスとなる。
■ポプラディアを10年ぶりに全面改訂
「こどもっとラボ」の土台となるのが「総合百科事典ポプラディア」。ポプラ社では、子供向け総合百科事典「ポプラディア」を10年ぶりに全面改訂。学ぶ楽しさが体験できる工夫を随所に凝らした「総合百科事典ポプラディア第三版」を2021年11月に発売。2021年4月より書店店頭での予約受付を開始した。
<総合百科事典ポプラディア第三版 概要>
全18巻(本編16巻、索引1巻、学習資料集1巻)
監修(五十音順):
秋山 仁(東京理科大学理数教育研究センター長)
今泉 忠明(動物科学研究所所長)
大石 学(東京学芸大学名誉教授)
西本 鶏介(昭和女子大学名誉教授・評論家)
活用指導:鎌田 和宏(帝京大学教育学部教授)
揃予価:揃本体 120,000 円(税別)※分売不可
サイズ:縦 29×横 22cm/各巻約 256ページ(本編)
※仕様・デザインは今後変更の可能性がある
販売方法:予約販売 2021年4月より書店店頭にて予約開始