文部科学省は、見守り活動を行っている人や、これから見守り活動を始めようと思っている人だけでなく、自治体や学校でも参考にできる小冊子「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」を作成した。
■通学路の安全確保に関する調査研究の成果物として作成
文部科学省では、2020年度「地域における通学路の安全確保の方策等についての調査研究」において、各地域・各学校で行われている登下校時の児童生徒の安全確保に向けた取組について、好事例や地域における推進体制、課題等を調査した。その成果物の一つとして、「やってみよう!登下校見守り活動ハンドブック」を作成し、Webで公表した。
■見守り活動始める人に心構えなどを紹介
ハンドブックは、これから見守り活動を始めようと思っている人たちに向けて、必要な心構えや活動方法などの見守り活動の基本を紹介。また、すでに見守り活動を行っている人たちに対しても、見守り活動の効果を高めるポイントや優良事例を紹介している。
■地域と連携した見守り活動の実施が重要
登下校中の児童生徒の安全確保には、地域と連携した見守り活動を実施することが重要。本ハンドブックの「見守り活動の始め方」や「見守り活動の効果を高めるポイント」等を参考にすることで、各地域において登下校中の児童生徒を見守る体制の構築が期待される。
■マップ「通学路に潜む危険とは?」を掲載
ハンドブックの13~14ページにはマップ「通学路に潜む危険とは?~どのような場所や行動が危険か、考えてみましょう~」を掲載。学校での「まちたんけん」や「安全マップづくり」の事前学習や防犯の学習等で活用できる。