ICT教育首長協議会は4月7日(水)に萩生田光一文部科学大臣を訪問。1人1台端末の整備を一過性で終わらせることなく、未来に相応しい新しい学校教育を実現するICT教育の充実・発展のための提言を手渡した。
■ICT支援員の活躍に期待
提言はICT教育首長協議会の横尾俊彦会長(佐賀県多久市長)と事務局の毛利靖氏(つくば市立みどりの学園義務教育学校長)から萩生田文科大臣に手渡された。萩生田大臣はICT支援員などの配置促進について「教員が授業に集中できるようにするためにも、ICT支援員の方々に大いに活躍いただきたい。新年度も要望に応えられるよう取り組んでいきたい」と述べた。
■自治体から問題解決の事例発信を
また、萩生田大臣は「ICT教育首長協議会の自治体では、これからも一歩先を走っていただき、問題をどう解決したかといった事例などを発信していただきたい」と伝えた。
<新しい学校教育を実現するICT教育の充実・発展のための提言>
・安心安全にPC端末を持ち帰り活用できるための、セキュリティ関連及び通信環境整備、
アカウント維持のための年次更新に係る財政的支援の拡充
・小中学生の1人1台のPC端末更新期の継続的導入支援、高校生の1人1台PC端末導入への
支援
・ICT支援員等の配置をはじめ、学校現場におけるICT活用を支える体制の充実に関する
支援の充実
・ICT活用のための教員研修の充実、業務負担軽減のための校務情報化の推進、データ
活用による次世代校務情報化の推進