香川大学とネットワンシステムズは情報セキュリティ教育プログラムを共同開発しているが、新型コロナウイルス感染症対策を考慮し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の観点から強化を行った。この教育プログラムは2021年4月から香川大学創造工学部において利用される。
■実践的なスキルを有した情報セキュリティ技術者を育成
香川大学創造工学部では、情報セキュリティ人材育成のために2018年4月に「情報システム・セキュリティコース」を新設。人材不足の解消を目指して様々な教育・研究活動を実施している。ネットワンシステムズとの情報セキュリティ教育プログラムの共同開発を通じて、実践的なスキルを有した情報セキュリティ技術者の育成を目指す。
■「情報システム・セキュリティコース」の3年生を対象に実施
香川大学創造工学部の「情報システム・セキュリティコース」の3年生の約40名を対象に情報セキュリティ教育プログラムを活用。情報セキュリティ倫理や情報セキュリティ技術の基礎を学ぶ「情報セキュリティⅠ」、ネットワークセキュリティ、攻撃対策を演習形式で学ぶ「情報セキュリティⅡ、情報セキュリティ演習」を実施する。
■ネットワンシステムズの講師と共に学ぶ
ネットワンシステムズの教育サービスである「ネットワークアカデミー」の講師と共に、「情報セキュリティⅠ」の授業を5回実施。さらに、ネットワンシステムズのネットワークエンジニアの講師と共に、実機のネットワーク機器を用いた実践的な情報セキュリティ演習を「情報セキュリティⅡ、情報セキュリティ演習」にて6回実施する。
■ネットワークシミュレータで実機の演習とほぼ同じ体験が可能
これらの授業は、新型コロナウイルス感染症対策を考慮し、オンラインでの座学、および演習を実施できるようにする。特に、実機による演習に関しては、ネットワークシミュレータを活用することで実機での演習とほぼ同じ体験ができることが特徴となる。