鹿児島県の徳之島町とソフトバンクは「離島における教育問題解決およびSDGs未来都市推進に関する連携協定」を3月25日(木)に締結した。今後、プログラミング教育や部活動の遠隔指導などに取り組んでいく。
■徳之島が抱えるさまざまな地域課題の解決を目指す
徳之島町とソフトバンクは、両者が有する知見やノウハウ、人的ネットワークなどを町政や事業の展開に生かし、徳之島町が抱えるさまざまな地域課題の解決を目指す。協定内容は以下の3点。
①教育・子育て支援の充実に関すること
②SDGs未来都市推進に関すること
③その他、両者が協議により必要と認めたこと
■ICTを利用して遠隔で部活動を指導
「教育・子育て支援の充実」に関しては、島内に大学などがないことや、専門家からの指導が受けにくいなどの教育課題を改善する。そこで、プログラミング教育やICTを利活用した部活動の遠隔指導などに取り組み、学習環境の充実を図ることで、多様な学びの機会創出と教育の質的向上を目指す。
■豊かな自然を受け継ぐためICTを活用した環境教育を推進
「SDGs未来都市推進」に関しては、徳之島固有の豊かな自然を次の世代に受け継いでいくため、ICTを活用した環境教育を推進する。同時に「島しょ部の新しいSDGsモデル」として全国のSDGs未来都市と連携した情報を発信していく。
■「第2期徳之島町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を実現
その他、人材育成や育児相談など、ICTの利活用を通して徳之島町が推進する「第2期徳之島町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の実現に向けて取り組んでいく。