文部科学省は「GIGA スクール構想の実現に向けたICT 環境整備の進捗状況について」、全国の自治体等を対象に調査した結果(速報値)を公表。その結果、9割以上の自治体は年度内に端末の納品を完了する予定となっている。
■97.6%の自治体は年度内に納品予定
1人1台の端末に関しては、全自治体のうち1769自治体(97.6%)が2020年度内に納品を完了する見込み。約半数(47.5%)の自治体は2021年3月に納品を完了する。
■43自治体が2020年度内に納品が完了せず
全自治体のうち43自治体が(2.4%)が2020年度内に納品が完了しない見込みとなっている。うち21自治体が2021年度の1学期に納品完了予定。22自治体が2021年度2学期以降となる見込み。
■入札不調などが理由で納品できず
2020年度以内に納品が完了しない理由としては、入札の公示等はしたが不調になったが6自治体等、端末への需給のひっ迫等による納期遅延が13自治体等、その他(OSの選定や仕様の決定など関係者との調整に期間を要し発注時期が遅くなった、機器納品後のキッティングなど端末設定に時間を要する、端末本体は納品予定であるもののインターネット接続回線の開通までに一定期間を要する等)24自治体等となっている。
■校内ネットワークは97.9%の学校がほぼ新学期から供用開始
校内ネットワーク環境の現状は86.2の学校が2020年度以内に供用開始済。2021年4月中に供用を開始する11.6%の学校と合わせると、97.9%の学校がほぼ新学期から供用開始となる見込み。