情報モラル教育のクラウドサービス「お助けネットクラウド」は50自治体限定で4月から無料提供を開始。実際に利用した教職員の意見を参考に改善・改良を加えるため、ネットを使ったアンケートも行っていく。
■2020年はEdTech導入補助金により57校に導入
教育ネットの「お助けネットクラウド」は動画やクイズ、対話型コンテンツから、子供たちが体験を通して情報モラルを学べるクラウドサービス。2020年はEdTech導入補助金により、1人1台環境での実証を目的に、57校に導入されている。2021年4月からは50自治体限定で無料提供を開始する。
■一部コンテンツを先行公開
「お助けネットクラウド」は2021年3月4日(木)から一部コンテンツについて先行公開を開始した。先行公開されたコンテンツは登録なしで閲覧できるが、全機能を利用するには登録する必要がある。
<登録して利用できるコンテンツ>
【端末導入時に知っておくべきこと】
タブレットの扱い方、パスワードやID、著作権や肖像権など、児童生徒が動画や対話型コンテンツで学ぶことができる。
【ネット利用実態調査(簡易版)】
児童生徒へのアンケート結果から各学校のネットの利用状況を把握できる。
設問例:平日にゲームやケータイ、パソコンなどを利用している時間はどのくらいか?
【インターネットの特徴・リスクを学べる】
キャラクター“ネット妖怪”を通して、子供がネット上の問題点や対策を考え、発表することで互いに学びあうことができる。
<登録した自治体、学校向け有料オプション>
【インターネット利用実態調査】
ネット利用に関する実態調査を行い、集計・分析。
クラス別報告書、診断レポート、各種比較報告書を提出する。
【ゲストティーチャーによるオンライン授業支援】
ゲストティーチャーによるオンライン情報モラル授業支援を実施。オンラインツールの使い方説明、事前の接続テストなど、遠隔授業を行うための支援も行う。