NTTコミュニケーションズは、学力調査のオンライン版となる「まなびポケット学力調査(CBT)」の開発を進めている。オンラインで実施することで、紙のテストでは実現しなかった即時のフィードバックが可能となる。5月に予定されている2021年度の初回実施については実証調査の一環として無料で受験できる。
■テスト結果が即座にフィードバック
「まなびポケット学力調査(CBT)」では、従来の紙のテストでは数週間から数か月かかっていたフィードバックが、テスト後すぐに確認できる。全国平均との比較などは各自治体での試験後に追加でフィードバックされる。
■通年/経年で学力の伸びを確認できる
通年/経年での変化も確認できるため、精度の高い個人の学習改善や教員による指導への有効な情報提供が可能。また、2022年度からはIRTを用いた評価を採用し、学力の伸びやテストの難易度に依存しない学力評価が可能となる。
■コンテンツを連携することでデータを可視化
紙の学力テストは1教科350円以上のオプションで提供しているが、CBTは250円から300円の安価な価格で提供する予定。また、CBTの成績データとまなびポケットに搭載されている成績データなどとクロス集計や相関分析することで、新たなデータ可視化サービスを提供する(2021年下期予定)。
■説明会を3月に開催
まなびポケット学力調査(CBT)の説明会を、3月18日(木)、23日(火)、24日(水)の15:00~16:00に実施予定。興味のある人は、以下のメール(ed-cl@ntt.com)から連絡。
<サービスイメージ>
CBTテストの成績については、テスト直後の即時フィードバックと、全国の受験者の状況を踏まえたフィードバックの2種類を想定。フィードバックは児童生徒だけでなく、教育委員会や教員専用のフィードバックもある。
<まなびポケット学力調査(CBT)概要>
受験対象学年:小2~中3
教科:国語、算数・数学
調査の実施時期:5月、12月(仮)
試験形式:オンライン形式(CBT形式)
試験時間:40分程度