東京・江東区の日本科学未来館は、5Gや屋内VPSを活用し、現実空間にARコンテンツなどを重ねて展示する「デジタル化された展示空間を構築する技術」の実証実験を実施。本実証実験のために開発したデジタル展示「HYPER LANDSCAP」を体験できるイベントを 3月11日(木)から3月14日(日)に開催する。
■実物展示の周りにARコンテンツが浮かび上がる
日本科学未来館とKDDI、KDDI総合研究所の3者は、未来館における展示鑑賞体験の拡大を目的に、展示をデジタルトランスフォーメーション(以下DX)する共同実験を2020年11月から進めてきた。デジタル化された展示空間内では、スマートグラスを通して、実物展示の周りにARコンテンツが浮かび上がり、物理的な制約を超えた展示を鑑賞できる。
■地球ディスプレイの周りを人工衛星が飛び回る
スマートグラスを通して、未来館のシンボル展示である世界初の有機ELパネルを使った地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」の周りを人工衛星が飛び回る様子を鑑賞できるほか、5G による MECを活用したバーチャルヒューマン「coh(コウ)」がアテンダントとして登場。
<鑑賞体験イベント 開催概要>
開催日時:3月11日(木)~3月14日(日) 各日15:00~17:00(受付開始: 14:50~)
開催場所:日本科学未来館 3階 常設展(受付: 3階 常設展内 特設コーナー)
対象:小学1年生以上、ただしスマートグラスを装着できる人
参加人数:各日15名程度
参加費:入館料のみ(入館には事前にオンラインでのチケット予約が必要)
参加方法:開催当日、先着順で受付。詳細は未来館Webのイベントページを確認
主催:日本科学未来館、KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所