探究と協調学習の過程と成果をWebサイトにまとめる、「第23回全国中学高校Webコンテスト」は全ての審査を終了し、最終審査結果を公式サイトで発表。全国384チームの応募の中から、芝浦工業大学柏高等学校の「Go To 献血‐16歳からのボランティア -」が最優秀賞/文部科学大臣賞に輝いた。
■中学生の部8チーム・高校生の部12チームがファイナリストに選出
第1次審査、第2次審査、最終審査の3段階にわたる審査の結果、中学生の部8チーム、高校生の部12チームの計20チームがファイナリストとして選出。プレゼンテーションを含む総合的な審査の結果、芝浦工業大学柏高等学校の秋山陽介さん、岡山歩輝さん、船場隼斗さん、正藤美海さん、矢澤乙葉の5人が制作した作品「Go To 献血 – 16歳からのボランティア –」が最優秀賞/文部科学大臣賞に輝いた。
■献血の重要性を知ってもらうWeb教材
「Go To 献血 – 16歳からのボランティア –」は、高校1年生の男女5人のチームが、献血不足という課題解決を目的とした作品。高校生でも献血ができることを知り、フィールドワークや取材、また自ら献血を体験しながら、その制度や重要性について知ってほしいと制作したWeb教材となる。
■自ら献血を体験し、若い世代へのメッセージを伝える
最終審査員からは「血液・献血に関する多くの情報を収集し、大変わかりやすくまとめている。特に、施設訪問でのインタビューやアンケートを通して課題を掘り起こしている点、自ら献血を体験し、そこから若い世代へのメッセージを伝えるなど、学習するものに共感を与える素晴らしい教材」と高い評価を受けた。
■新型コロナウイルスや人種差別をテーマにした作品も
総務大臣賞は、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「免疫」について学べる作品を制作した「私たちのボディーガード ~免疫~」(岩田高等学校)が受賞。また、経済産業大臣賞には、アメリカで実際におきている黒人差別について知ってもらいたいと取り組んだ「高校生の高校生による高校生のための黒人差別」(MarkCreativeSchool)が選ばれた。
■特別賞の2作品
ベストドメインネーミング賞には「rice-nice.jp」「ライスナイス.jp」をつけた作品「Nipponのお米をたべよう」(玉城町立玉城中学校)が受賞。新設された「ベストCM動画NeuroAI賞」には「高校生の高校生による高校生のための黒人差別」(MarkCreativeSchool)が人工知能システム「NeuroAI」によって選出された。