STEAM教育など先進的な学びに取り組む学校の生徒が互いの学びを共有し、対話するオンライン形式のワークショップ「ベネッセSTEAMフェスタ2021」が3月14日(日)に開催。全国13都道府県・32校からの選抜チームが集結する。
■3部門に分かれ課題解決につながる研究や取組を発表
ベネッセコーポレーションが主催する「ベネッセSTEAMフェスタ2021」では、全国13都道府県から31校の中学校・高等学校チームが参加。「アカデミック部門」「ソーシャルイベント部門」「メイカー部門」の3部門に分かれ、実社会の課題解決につながる研究や取組を発表する。社会人や大学・企業などの専門家も加わり、意見交換をして学びを深める。
■2011年の初開催以来、探究的な学びを生み出してきた
本イベントはSTEAMの学びをテーマにし、 2011年に都内の高校を会場に集合形式でスタート。以来、探究的な学びの先進事例を多数生み出してきた。昨年はコロナウイルスの影響でオンライン開催に変更。かつ参加者どうしの事前事後の交流機会を増やした。
■59チームの生徒が発表
10年目を迎える今年は、昨年試みたオンライン開催の強みを活かし、全国から発表者を募集。各地の探究学習をリードする13都道府県の中学校・高等学校32校からエントリーした 59 チーム(生徒数で150人)の生徒が発表することになった。
■コロナ感染拡大の分析や地元経済の活性化など興味深い発表が続く
今回発表されるテーマは、数理モデルを使ったコロナウイルスの感染拡大の分析、SDGs を達成するためのアプリ開発、コロナ禍で苦戦する地元経済を活性化するプロジェクト、クラウドファンディングで資金調達してのものづくりなど。学校内外で学んだことを組み合わせ、自ら積極的に学び、行動する中高生の取組が披露される。
<イベント概要>
名称:ベネッセSTEAMフェスタ2021
開催日時:2021年3月14日(日)13:00~17:00
※全参加校の発表および3月21日の一般参加イベントで発表する代表チームの選出投票を実施
開催形式:オンライン(Zoom のウェビナーを使用)
参加チーム数:13都道府県の中学校・高校 32 校 59 チーム(150 名)※3月3日現在
テーマ:
アカデミック部門(21 チーム)
学術的な探究心をもとに進めた探究・研究活動を発表する部門
ソーシャルイノベーション部門(26 チーム)
身近な気づきや問題意識から行動し、自分や周囲にもたらした変化を発表する部門
メイカー部門(12 チーム)
「創りたい!」という想いを形にし、表現する部門
<スケジュール>
当日は各分野の有識者も参加。参加者全員による対話とフィードバック等を行う予定。
【参加予定】
赤堀侃司氏(東京工業大学 名誉教授)
秋田喜代美氏(東京大学 教育学部長)
狩野光伸氏(岡山大学 教授・副理事、外務大臣次席科学技術顧問)
横井篤文氏(岡山大学 副学長、ユネスコチェアホルダー)
亀川哲志氏(岡山大学 准教授、未来の教室事業 PJ メンバー)
福田公子氏(東京都立大学 准教授)
松永エリック・匡史氏(青山学院大学 教授)
水澤貴氏(DX・ブロックチェーン スタートアップ ALIS 社創業者)他