一般社団法人情報処理学会は、データサイエンス分野における大学レベルの専門教育を対象としたカリキュラム標準の策定を進めている。同カリキュラム標準案(専門教育レベル)をWebに公開し、3月31日まで意見を募集。その意見を考慮してカリキュラム標準の最終版を作成する。
■社会的にも重要とされるデータサイエンティストの育成
政府が推進するAI戦略2019や欧州EDISON Data Science Frameworkなどにも見られるように、データサイエンス教育やデータサイエンティストの育成は社会的にも重要性が高いことが認識されている。
■策定にあたって関連する様々な取組を参照
情報処理学会のデータサイエンス・カリキュラム標準(専門教育レベル)は、関連する様々な取組を参照して策定。以下に挙げるような特徴を持っている。
・ACM Data Scienceカリキュラムおよび欧州EDISON Data Science Frameworkの
参照を通じて国際的通用性を確保する。
・データサイエンティスト協会・DSスキルチェックリスト(★レベル)の参照を通じて
情報処理学会で策定中のデータサイエンティスト資格との連携を図る。
・データサイエンスを専門とする学生に求められる知識・スキルの具体化を図る。
・60単位程度(標準的な授業時間:約675時間)の規模とする。
・数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラム(リテラシーレベル)の学修を前提
とする。
■DSカリキュラム標準の策定にあたり意見を募集
データサイエンス・カリキュラム標準(専門教育レベル)策定にあたり、2021年3月31日(水)24:00まで意見を募集する。意見については以下のWebから提出する。