国立成育医療研究センターのコロナ×こども本部は「第5回コロナ×こどもアンケート」を実施。子供や保護者を対象に3月21日(日)までコロナ禍における子供の生活と健康に関するオンラインアンケートを行っている。
■アンケート結果は幅広く活用
アンケート結果は一般向けに公開するほか、子供に関わる様々な団体へ提供し、広く役立ててもらうよう働きかけていく。また、本調査は、こどもアドボケイト(子供自身の気持ちや意見を聴き、それを社会につなげる)事業として運営している。
<第5回コロナ×こどもアンケート概要>
実施期間:2021年2月19日(金)~3月21日(日)
形式:オンラインによる回答
対象:①小学1年から高校3年生の子供、②0歳から高校3年生の子供がいる保護者
回答時間:10分前後
回答方法:以下のWebでアンケートの説明を確認してから回答
■コロナになったら秘密にしておきたい子供は約6割
前回、2020年11月17日から12月27日まで実施した「第4回コロナ×こどもアンケート」では、「自分がコロナになったら秘密にしたいと思う」と回答した子供は63%、「コロナになった人は、なるようなことをしたのだと思う」は 56%、「コロナになった人とは、コロナがなおっても、一緒にあそびたくない」は 22%であった。
■コロナによって悩みを抱える子供たち
また、自由記述では「コロナを理由に何でもかんでも中止にしないでほしい」(小5・男子)、「コロナになって悪口や差別されている人がいる」(小5・男子)、「学校が緊急事態宣言で、少し休みになって勉強がおくれて勉強についていけない」(小3・女児)、「精神的に不安定になって 死にたくなってしまって つらい」(中3・女児)などの回答が見られた。