1人1台のPCが円滑にネットワークにアクセスするためにはどのような接続方法が適当なのか。本実証ではWiFi、LTE、SINET、ローカルブレイクアウト、センター集約等、様々な条件について、学校規模に合わせて実証。その成果報告会が3月11日(木)にオンラインで開催される。
■学校の規模やニーズに合わせた通信環境を実施
文部科学省は、令和2年度 新時代における先端技術導入実証研究事業として「多様な通信環境に関する実証」を展開。GIGAスクール構想の実現に向けて、様々な学校の規模やニーズ等に対応できるよう、多様な通信環境に関する実証事業を行ってきた。
■学校外の通信環境の最適化に向けて提案
成果報告会では、1人1台端末環境やクラウド活用の下での教育コンテンツの活用に向け、学校外における通信環境を最適化するための検討方法を提案。また、自治体における通信環境の整備例についても紹介される。
■実証フィールドでの取組を紹介
実証フィールドは仙台市教育委員会、埼玉県吉川町教育委員会、東京学芸大学附属世田谷小学校、大阪府教育委員会の4か所。これまでに各フィールドが取り組んできた成果が紹介される。
■取組の成果をまとめたガイドブックをWebに公開
後日、本実証の成果をまとめた「学習系ネットワークにおける通信環境最適化ガイドブック」を文部科学省HPに公開する予定。
<「多様な通信環境に関する実証」成果報告会 概要>
開催日時:2021年3月11日(木)14:00~16:00
対象:教育委員会ICT環境整備担当者、地方公共団体情報システム担当者、教育委員会・教育センター 指導主事、国立大学附属学校・私立学校等ICT環境整備担当者、各学校でICT環境の整備を担当している教員等、誰でも参加可能。
開催形態:オンラインでの開催(サイバー大講堂:Webex)
※詳細 https://www.nii.ac.jp/event/other/decs/ca.html
参加費用:無料
定員:1000人
申込締切り:3月10日(水)※定員になり次第終了。
申し込み:以下のWebサイトから申し込む。
※受付を完了した人にはメールでオンライン会議の参加方法を送付。
問合せ:文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課
Tel:03-6734-3263、Eメール:jogai@mext.go.jp
<プログラム>
14:00~14:10 開会の挨拶
14:10~14:40 事業説明(実証事業の概要について説明)
14:40~14:50 休憩
14:50~15:50 学習系ネットワークにおける通信環境最適化について(通信環境の最適化に向けたネットワーク環境の類型に沿い、整理して紹介。必要帯域の計算の方法やネットワーク見直しの観点とともに、フィールドにおける実証について紹介する)
15:50~16:00 質疑応答
16:00 閉会の挨拶
<事業推進委員(敬称略)>
漆谷重雄(国立情報学研究所 副所長)※委員長
稲垣忠 (東北学院大学 文学部 教授)
高橋邦夫(合同会社KUコンサルティング 代表)
西田光昭(柏市教育委員会 アドバイザー)
林山耕寿(シスコシステムズ合同会社 公共事業 事業推進本部)