NEC教育クラウド「 Open Platform for Education (以下 OPE)は、「令和の日本型教育」に向けて個別最適な学びと協働的な学びを支援する機能と製品群を強化するとともに日教販と協業して学習者用デジタル教科書もシングルサインオンで活用できるようにする。文部科学省が推進する「学習eポータル」の仕様準拠(次年度の文科省検討会議による指針が出次第順次提供開始)、Wi-Fi6対応の学習者用端末・学校向けネットワーク機器のラインアップ、学校支援など総合的に強化する。
既に提供しているOPEは、現在全国約5000校が採用。学習者向けIDは約150万発行予定と、GIGAスクール構想の1人1台PC配備に伴い急速に広がりを見せている。
現在、OPEはAIドリル教材すらら、プログラミング教材サービスロジカ式forSCHOOL、AI英会話サービスTerraTalk、デジタル教科書連携・配信サービス、採点支援サービス リアテンダンド、協働学習支援サービスの提供とGSuite連携を実現。教材については基本無料で利用でき、高度な機能のみを別途有償契約するサービス。
2021年3月末にはマルチOSに対応。文科省「学びの保障学習オンラインシステム(通称:MEXCBT)」の入り口である「学習eポータル」と連携して各種認証機能を強化する。
2021年度中に主要各社の統合型校務支援システムと連携。
学習履歴の活用は2021年度中に順次リリース予定。学習者はポータルを通じて様々な学習コンテンツを利用でき、教員はポータルで学習進捗の把握やサポートを行う
2021年度無償IDキャンペーンも行う。
日教販と協業して主要各社の学習者用デジタル教科書をシングルサインオンで利用できるようにする。
2021年度にミライシード、ナビマ、ロイロノート、ニューワイド学習百科事典、マナブル、GIGANTES等と連携する。
ドリル教材の記録、テスト結果、宿題の提出状況等を閲覧でき、経年変化や弱点を把握できるようにする。
教育委員会や学校が、どの教材の活用が多いのかについて把握できるようにする。
協働学習や探求学習を見える化。授業のグループ発話をAIで分析・振り返りができるようにする。授業中のグループ学習の様子がタイムラインで確認できる。発話量やキーワード使用回数も記録。話し合いは再生もできる。本仕組みは文部科学省事業により京都市と検証中。
問題設定を明確にして、テーマ別の探求学習を見える化する仕組みの開発に向けて実証研究中。オンラインで専門家も参加できるようにする。
多様なキャリアを持つ社会人と面談、話し合える仕組みを構築する。
GIGAスクールサポーター等の予算で導入されている「学校ICT総合サポート」は、端末管理やセキュリティ管理を行うもの。2021年度4月以降、教員からの直接の問い合わせに対応できるようにする。
Wi-Fi6対応端末としてNEC Chromebook Y3とVersaPro E タイプVRの発売を6~8月から開始。
NEC Chromebook Y3、VersaPro E タイプVRともに11・6型HDで、新たにデジタイザーペン対応、HDMIポートを搭載。
Wi-Fi 6対応無線LANアクセスポイント「UNIVERGE QX-W1120」も6月から販売開始予定。最大クライアント接続数は従来比200%の1,536台 。