Society5.0時代を牽引する女性人材を産学一体で育成するための取組として「女子大学生ICT駆動ソーシャルイノベーションコンソーシアム」を2月22日(月)に設立した。本コンソーシアムに参加する企業や大学等の教育研究機関の募集を開始した。
■女子大学生向けのプログラミング教育などを実施
津田塾大学、日本女子大学、富士通、アシアル、富士通クラウドテクノロジーズは、ICT技術を活用したソーシャルイノベーションの実現に向けて「女子大学生ICT駆動ソーシャルイノベーションコンソーシアム」を設立。女子大学生向けにスマートフォンアプリ開発の実践的なプログラミング教育や開発コンテストを実施する。
■賛同企業にシステムの開発力を身につける機会を提供
また、賛同企業へのインターンシップ、さらには研究や社会実装の場を提供することで、専攻分野を問わずプログラムやクラウドの仕組みを理解し、システムの設計・開発力を身につける機会を創出する。
■スマートフォンアプリ開発の出張授業などを実施
津田塾大学および日本女子大学が有する女子高等教育を支えるノウハウをベースに、大学と企業が連携して人材育成を展開。具体的には賛同企業の講師によるスマートフォンアプリ開発の出張授業を賛同大学に対して実施する。また、賛同企業と連携したインターンシップなどを予定している。
<女子大学生ICT駆動ソーシャルイノベーションコンソーシアム 概要>
次の3つのワーキンググループ(WG)で構成し、それぞれのWGに沿った活動を実施。
①アプリケーション開発WG
アシアルが提供するクラウド型のスマートフォンアプリ開発用ツール「Monaca Education」や、富士通クラウドテクノロジーズが提供しているスマートフォンアプリ開発クラウドデータベース「ニフクラ mobile backend」を活用。女子大学生のプログラミングスキル習得を支援する。
②コンテストWG
アプリケーション開発WGで培った知識やノウハウを実践する場として、スマートフォンアプリの開発コンテストを実施。また、コンテストだけでなく学生交流を目的としたイベントなども開催予定。
③インターンWG
本コンソーシアム賛同企業へのインターンシップを通じて学生と企業の最適なマッチングの機会を創出する。
■社会にイノベーションを起こせる人材を育成
5者は本コンソーシアムの活動を通じて、プログラミングを行っている学生同士のコミュニティの実現や企業・大学間の人材マッチングを促進する。女子大学生一人ひとりがプログラミング力を身につけ、社会においてイノベーションを起こせる人材となるよう産学一体となって育成・支援する。