「スタディサプリ進路」が行っている進路の適性診断検査は4月から「スタディサプリfor SCHOOL」を活用。スマートフォンやタブレットを使って、適性診断検査の結果をその場で参照し、高校生一人ひとりの希望や適性に合った進学先を探すことができる。
■結果が分かるまで時間がかかる紙による適性診断検査
リクルートマーケティングパートナーズの進路情報メディア「スタディサプリ通信」は、これまで紙による進路選択における適性診断検査を行ってきたが、結果が分かるまで3週間ほどの時間がかかるため、授業時間内に生徒が自身の適性を知ることができなかった。
■「スタディサプリfor SCHOOL」を活用して適正診断検査の結果を確認
そこで、適性診断検査に「スタディサプリfor SCHOOL」を活用。適性診断検査の結果をその場で確認することができ、資料請求まで行える。希望先の学校の先輩学生の声なども参照でき、進学後のイメージを膨らませながら進路を考えることができる。
■新型コロナウイルスにより進路に関する情報収集は困難な状況に
1990年と2019年を比較すると大学数は1.6倍に増加。また、グローバル化や地域創生、データサイエンス、AIなど新たな学部・学科の新設が加速度的に進み、学位名称数(学士)は約24倍に増加している。そうした中、新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、大学・専門学校がオープンキャンパスを見合わせたこともあり、進路選択に関する情報収集は難化している。
■全138問の適正診断検査に答えて希望進路を確認
「スタディサプリfor SCHOOL」でサービスを利用する生徒は、全138問の適性診断検査を受検することで、自身の強みや学問・仕事分野の適性・適合度に関する結果を即座に確認して希望進路先を調べることができる。2020年4月から希望校への先行導入を開始してきたが、2021年2月9日の時点で全国548の高校で活用されている。
■生徒の適正診断検査が教員向け学習管理サービスと連動
教員向けの学習管理サービス「スタディサプリfor TEACHERS」と連携。生徒の適性や進路選択に関する考え・想いを教員と生徒が共有するだけでなく、教員による生徒一人ひとりに合ったメンタリング・コーチングが可能となる。
<スタディサプリ進路について>
「スタディサプリ進路」は、1970年に創刊した「リクルート進学ブック」に始まり、2020年に50周年を迎えた。“偏差値だけによらない進路選択”をコンセプトに「なりたい自分」と「自己実現できる学校」を発見し、「自分に合った進路選択の実現」を可能にするためのサービスを提供している。