全国の小中学校が対象となる、キャリア教育 講師派遣授業プログラム「小中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」の2021年度参加校の募集が開始された。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、授業はソーシャルディスタンスを確保の上、各学校の希望に応じて対面またはオンラインで行われる。
■キャリアアドバイザーが講師を務める
「“はたらく”を考えるワークショップ」は、パーソルキャリアが全国の小中学校に無償で提供している小学4年生から中学3年生を対象にしたキャリア教育プログラム。パーソルキャリアのキャリアアドバイザーらが講師を務め、自ら主体的に判断し、キャリアを形成していくための「生きる力」を養う授業を行う。
■学校の要望に応じて3パターンの授業を用意
授業は各学校の要望に応じて、1Dayプログラム、2Dayプログラム、カスタイムズプログラムを提供。子供たちに「はたらく」を自分のものにする力を身につけてもらうため、授業では、多くの職業を知ることの大切さや、「何に」なりたいかではなく「なぜ」なりたいかを考えることの大切さを伝える。
■コロナ禍において今何をすべきかを考える
2020 年度のワークショップでは、新型コロナウイルスの影響により「はたらく」の当たり前が変化しつつある中、これからの社会を自分らしく生き抜いていくために、子供たちが今すべきことは何なのかについて一緒に考える時間も設けられた。
※ワークショップに申し込む場合は、以下のWebサイトの「ワークショップに参加する」から申し込む。
<各プログラム概要>
【1Dayプログラム】
2Dayプログラムの重要な要素を 1 回の授業の中に凝縮したプログラム。仕事や職業選択とは何か、さまざまな職業を知っておくことの重要性などを、ワークショップを通じて体感する。なかなか時間がとりにくい学校でも実施が可能。
対象学年:小学 4~6年生
必要コマ数:2コマ×1回(合計2コマ)
【2Dayプログラム】
1回目の授業では、「世の中の流れ」「仕事や職業選択とは」などを中心に仕事や“はたらく”に対する考え方を広げる。2回目の授業では、さまざまな職業を知り、“はたらく”環境の中で信頼を得ていく重要性や、自立した大人になるための「主体性」を養っていく。また、1回目と2回目の間には職種についての調べ学習を行い、子供たちが頑張って調べた内容を「お仕事ブック」として冊子にまとめ各学校へ提供する。
対象学年:小学4~6年生
必要コマ数:2コマ×2回(合計4コマ)
【カスタマイズプログラム】
カスタマイズプログラムでは、教員と一緒に知恵を絞りながら、それぞれの目標を達成できるように授業提供やサポートを行う。授業の内容については、キャリア開発や人材育成分野の知識を交えながら、打ち合わせの中で決定し、各環境に適したプログラムを提案する。
対象学年:小学4年生~中学3年生 ※高校生は要相談
必要コマ数:応相談