大阪府羽曳野市の四天王寺大学と四天王寺大学短期大学部は、LINEを活用した在学生・入学予定者向けのFAQチャットボット「IBU-bot」を2月13日(土)から開始した。
■大学に出向くことなく学生の疑問に自動で回答
同大学では学生2グループに分け、遠隔授業と登校を交互に行う方式の授業運営をしている。こうした状況の中、学生が直接大学へ出向いたり、電話やメールで問い合わせをすることなく、学生の疑問に対して自動で回答するシステムを導入する。
■チャットボットが24時間365日対応
学生の疑問に対応するため、利用率が高い「LINE」を活用。学生で必要としている学内情報について24時間365日、チャットボット「IBU-bot」が迅速に回答する。また、バス時刻表や学内での持ち込みパソコン・WiFiの設定方法などの情報にも簡単にアクセス可能となっている。
■授業に関する質問や入学生向け情報にアクセス
「IBU-bot」の画面から以下のような情報を確認できる。①授業・学生生活・奨学金などについて選択形式で質問、②入学生向け情報を確認、③スクールバスなどの時刻表を確認、④学内でのPCの活用やWiFi設定について確認、⑤大学からの新型コロナウイルス感染症に関する情報を確認、⑥大学の公式HPにアクセスできる。
■和の精神に関連した情報も掲載
本学における聖徳太子の仏教精神に則った教育推進の一環として、仏教や「和の精神」に関連した情報も掲載。例えば、学生が在学中に体験した「和の精神」にまつわるエピソードを綴った「こころに学びを。STORIES」を閲覧できる。
■FAQチャットボットにより大学窓口の負担を軽減
学生の質問に自動返答することで、窓口の負担軽減を図る。このため、より支援が必要な学生に対応するなど、大学全体の業務改善につながる。また、回答が均一化されることで、担当者による回答のばらつきも解消できる。
■より的確な回答ができるよう質問と回答を分析
「IBU-bot」に寄せられた質問と回答を分析。より質問に的確に回答ができるよう、定期的に応答プロセスの更新を行う。今後は、学生も応答プロセスの更新に参画するなど、より学生の視点に立ったサービスの提供をめざす。