文部科学省は、学校が多くのサポートを必要とする中、人材不足を補うため「学校・子供応援サポーター人材バンク」を開設。また、雇用シェアを希望する「企業」と企業人材受け入れを希望する「教育委員会や学校」をつなげるため「学校雇用シェアリンク」も開設した。
■人材バンクに登録することで学校をサポート
「学校・子供応援サポーター人材バンク」に登録することで、学校や教育委員会が求めている人材を登録者の中から、すぐに探し出せるシステム。退職教員や大学生は子供の学習支援や個別の学習サポート、ICT得意な人は学校と家庭をICT等でつなぐことでサポートできる。
■教員免許が無くてもサポート可能
この人材バンクでは、教員免許の有無にかかわらず登録することが可能。教員免許が失効していたり、教員免許を保有していなくてサポートすることができる。登録した情報をもとに教育委員会で求めている人材とマッチした場合は本人に連絡がある。そこで、勤務条件やサポート内容などを具体的に確認する。
■学校の企業人材の受け入れを支援
「学校雇用シェアリンク」は雇用シェアを希望する「企業」と企業人材受け入れを希望する「教育委員会や学校」をつなげるためのシステム。「企業関係者」と「教育委員会・学校」の登録フォームがあり、学校は経験やスキルを持った民間企業の力を借りることができる。
■企業での経験を活かして様々な場面でサポート
「学校雇用シェアリンク」を活用することで、英語の学習のアシスタントやICTを活用した授業のサポート、キャリアアドバイザー、ビジネス関連授業の講師、教員の業務支援を行うスクール・サポート・スタッフなどを見つけることができる。
■具体的な採用条件は企業と学校が協議
文科省HPで登録した学校関係者からの求人情報を、学校雇用シェアリンクに登録した企業の担当者に共有。その後、具体的な採用条件については、学校側と企業側の人事担当者同士で協議することになる。