千葉商科大学と千葉商業高等学校は、高大接続教育により高等学校の商業教育で育む学力の3要素を支援することを目的に、高大連携協定を2月2日(火)に締結した。
■連携により学力の3要素の伸長を図る
学力の3要素とは「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」のこと。千葉商科大学が連携して支援することで、千葉商業高等学校の生徒の学力の3要素を、より伸長を図れるように進めていく。
■教育の仕組みづくりや教材開発を推進
また、予測不可能な未来社会にバランスよく対応できる若者を社会へ送り出すためには、高校、大学、企業及び産業界等が連携することが重要との一致した認識を両校で持ち、連携した教育の仕組みづくりや教材開発を目指す。
■商学部との連携をより拡大
これまで千葉商科大学の商経学部と千葉商業高等学校は「高等学校における中小企業診断士養成教育」の推進を目的に2015年5月に高大連携協定を締結。中小企業診断士養成のための教育連携を進めてきたが、大学全体と連携を締結することで、より幅広い学問分野での高大連携教育を図る。
<2021年度の具体的な連携事項>
【千葉商業高校生への教育提供】
・千葉商科大学の教育プログラム(日商簿記1級・2級、基本情報技術者・ITパスポート等の資格取得講座)の開放
・CUCアライアンス企業や本学卒業生による業界や勤労観に関する講話のコーディネイト
【千葉商科大学生への教育現場を理解する機会提供】
・商業科教員をめざす千葉商科大学の学生を同高校の授業へ派遣する「教職インターンシップ」の実施
<今後の予定>
・「経済・金融リテラシー教育」の実施
・SDGs教育、18歳成人における基礎知識の教育等「成人としての基礎知識」教材の開発
・「総合的な探求の時間」でのアクティブ・ラーニング教材の協働開発