東京・江東区の武蔵野大学は、2021年度から全学生が1年次に「データサイエンス・AI活用」「SDGs」などに関する科目を必修で受講する。また、希望者全員が副専攻として「AI活用エキスパートコース」を履修し、実践的なAI活用スキルを修得する。
■2021年度から全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」を開始
武蔵野大学は2021年4月から、新たな全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL(イニシアル)」を開始。全学生が1年次に「AI・データサイエンス」の基礎的なリテラシーを学ぶ。また、「SDGs」を必修科目として展開し、学生はコロナ禍で変容する社会課題を再認識する。
■「AI活用エキスパートコース」の副専攻を用意
また、Society5.0が実現する未来社会で活躍するために、希望者全員が「AI活用エキスパートコース」の副専攻を用意。指定科目を修得した学生には修了証が卒業時に授与される。
■学生が社会の中核で活躍する2050年を想定
今回リニューアルする「武蔵野INITIAL」は、現在の学生が社会の中核で活躍する2050年を想定して展開する。新たに「AI・プログラミング・データサイエンス」「SDGs」を必修科目として追加し、現行のプログラムをさらに強化。従来の情報分野に「AI」「データサイエンス」「プログラミング」に関する科目を新たに加え、学生の能力を培っていく。
【武蔵野INITIALの3つの特長】
①“AI-for-ALL”でAI教育を全学展開
文理問わず全学生が、AI活用およびデータサイエンスの基礎を必修科目として学ぶ。主専攻とAIを融合し、今までになかったアイデア、新しい価値を生み出すことができる人材を育成する。
②希望する全学生がAI活用エキスパートの副専攻を学修することが可能
武蔵野INITIAL科目内の指定科目(計12単位)を修得した学生をコース認定し、卒業時に修了証を授与。データサイエンスおよびAIの基礎的知識とスキルやプログラミングリテラシーなど基盤的な技法を身につける。データサイエンスおよび機械学習の専門的ツールを活用して、実社会の問題解決を実践的に行うことができるエキスパートを育成する。
③全学生が実社会に基づいた、より専門的な「SDGs」を学ぶ
SDGsに関する科目4単位を必修としてSDGsの17目標(169ターゲット)のテーマを教員の専門性を活かして展開。世界の幸せを考え、課題に気づき、世界と自己の関係を学びつつ自身の問題意識を醸成し、主体的な学びと実践の姿勢を身に付ける。