日本損害保険協会主催による、第17回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の入選作品が決定。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため表彰式は開催せず、表彰動画が同協会のWebサイトで配信されている。
■まちにある防災・防犯施設などをマップにまとめる
「ぼうさい探検隊」は、子供たちの防災意識の向上や地域コミュニティーの強化を目的として実施。まちを探検しながら、まちにある防災、防犯、交通安全に関係のある施設や設備を発見し、マップにまとめる実践的安全教育プログラム。2004年から毎年マップコンクールを開催し、作成したマップを表彰している。
■審査員講評などを動画で紹介
入賞作品に対する審査員の講評やコロナ禍での工夫した取組事例等を交えた動画を制作。また、協会のオリジナルタブレットを活用した、新しいぼうさい探検隊の好取組事例を「デジタルチャレンジ賞」として紹介している。なお、今回は参加団体数307団体、参加人数5159人、応募総数960作品となっている。
■津波からの避難ルート調べたマップが文部科学大臣賞を受賞
文部科学大臣賞は津波被害を予測し、みんなが安全に避難できるルートを調べた、北川家(三重県)の「北川ブラザーズ」が受賞。また、防災担当大臣賞は調査結果をもとに地域の人に知ってほしいことをまとめた愛媛県宇和島市立三浦小学校の「防災キッズファイブスター」が受賞。その他、消防庁長官賞1点、まちのぼうさいキッズ賞1点、気象庁長官賞1点、キッズリスクアドバイザー賞1点、未来へのまちづくり賞1点、わがまち再発見賞1点、ぼうさい探検隊賞1点、審査員特別賞8点が入選した。
<動画概要>
〇主催者代表挨拶(一般社団法人 日本損害保険協会会長):約5分
〇入選作品の紹介:約8分
〇デジタルチャレンジ賞入賞5作品(デジタルマップ優秀作品)の紹介:約4分
〇室崎益輝氏 審査員長講評~入賞9作品の講評および総評~:約15分
〇文部科学省・森本晋也 安全教育調査官のメッセージ~コロナ禍における「ICTを活用した安全教育」「実践的安全教育」の意義や重要性~:約6分