セイコーエプソンが製造し、エプソン販売が販売したプロジェクターの一部において、空気中に漂う油や煙の多い環境に天吊り設置されたプロジェクターの外装ケースおよび金具固定部に油が付着すると、金具固定部のプラスチックが化学反応で劣化・破損して、天吊金具や壁掛け金具からプロジェクターが落下するおそれがある。
■必要に応じて無償で点検を実施
現在、天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置でエプソンプロジェクターを使用している場合、「エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口」まで連絡すれば、詳細確認の上、必要に応じて無償で点検を実施する。
<落下が想定される設置方法>
なお、設置されているプロジェクター本体が傾いている、または、金具から外れかかっている場合は、すぐに使用を中止する。プロジェクター設置箇所に近づかないようにし、速やかに特別対応受付専用窓口まで連絡する。
<プロジェクターの落下が想定される設置方法、環境・場所>
以下の設置方法、環境・場所において使用の場合、ケース破損により金具からプロジェクターが落下する可能性がある。なお、油や煙、揮発した溶剤・薬品が存在しない環境(一般教室など)ではケース破損による落下は発生しない。
※家庭で月に1回程度、キッチン、ダイニング、リビングで焼き肉などをした場合でも、プロジェクター設置後、数年の歳月をかけて落下に至る可能性があるので注意が必要。
<対象機種>
今回の対象機種は、1994年以降に製造された全413機種のうち300機種。(2021年1月22日現在)
<現在 出荷中商品の対象機種>80機種中29機種
EB-1795F/1785W/1780W/2265U/2155W/2065
EB-695WT/685WT
EB-G7400U/G7200W/G7000W/G7900U/G7800
EB-L610U/L615U/L510U/L610W/L400U
EH-TW8400W/TW8400/EF-100B/100W/100BATV/100WATV
【在庫限り商品】
EB-535W/685W/1460UT/1440UT/696UT
※以上の他、現在は販売が終了している271機種も対象となる。
【エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口】
■電話番号:0120-411-636
※上記番号を利用できない場合は、042-511-2974 を利用。
受付時間:月曜日~金曜日 9:00~17:30
※プロジェクターの型番を本体、取扱説明書、保証書などで事前に確認の上、連絡する。型番の確認方法は、Webサイト内の「対象機種の確認方法」で確認できる。
■Webサイト内の「インターネットで申し込む」ボタンより申し込む。
<無償点検までの流れ>
①特別対応受付専用窓口に連絡する。
②特別対応受付専用窓口では、利用者の連絡先や使用の機種、設置環境などの詳細を確認し、点検・修理の必要性を判断する。
③点検・修理が必要な場合、後日サービス担当者から訪問日時調整のために利用者に連絡する。
④指定場所にサービス担当者が訪問し、現地にて無償点検を実施する。
<注意事項>
①点検はエプソンプロジェクターに限られる。
②設置環境を確認した結果、点検の必要がないと判断する場合がある。
③取扱説明書などに記載している警告や注意に反する使用方法によって発生した故障及び損傷の修理を行う場合は、有償修理となる。
④販売終了後6年経過した製品は修理できない場合がある。以下の修理サービスページにて修理対応期限を確認。
■ホームプロジェクター修理サービスについて
https://www.epson.jp/support/shuri/repair/list/14.htm
■ビジネスプロジェクター修理サービスについて