小学生の5割、中高生の8割が何らかの資格を保有～人気の資格は英検・漢検～栄光ゼミナール調査

2021年1月23日

資格・検定を持っている小学生は54.1％、中高生は85.2％。取得している資格・検定は小学生が「漢検」、中高生は「英検」が最多ということが、栄光ゼミナールが小学1年生から高校3年生に子供を持つ保護者753人を対象に実施した調査で明らかになった。

■資格・検定を持つ中高生は4.8ポイント増加

調査は2020年12月9日(水)から23日(水)にかけて実施。子供が現在取得している資格・検定があるかを保護者に聞いたところ、小学生保護者の54.1％、中高生保護者の85.2％が「ある」と回答。前回調査（2019年）と比べると、小学生保護者が0.3ポイント、中高生保護者は4.8ポイント増加した。

■中高生の資格取得者のうち85％が英検を取得

子供が取得している資格・検定の種類を聞いたところ、小学生が最も多く取得している資格は「日本漢字能力検定（漢検）」、次いで「日本英語検定（英検、英検Jr.）」となった。中高生では、「日本英語検定（英検、英検Jr.）」が最も多く、資格・検定を取得している中高生のうち85.2％が英検を取得していることが明らかとなった。

■入試に役立つため資格を取得

資格・検定を取得する目的を聞いたところ、小学生保護者の63.8％が「学習や習い事で身につけた知識やスキルの定着度合いを測るため」と回答。中高生保護者では「入試に役立てるため」が最も多く60.5％にのぼった。入試に検定や資格を取り入れるケースも増えているため、進学を目的に資格を取得していると思われる。

■新型コロナウイルスの影響で資格・検定試験が受けられないケースも

子供の資格・検定の取得について、新型コロナウイルスの影響の有無を保護者に聞いたところ、「影響があった」と回答したのは、小学生保護者の21.7％、中高生保護者の36.2％だった。実際にどのような影響があったかを聞いたところ、小学生では、「資格・検定試験が中止・延期になり一度も受けられていない」「複数受験する予定が、回数が減ってしまった」「受験を取りやめた」がそれぞれ３割程度。中高生では半数以上が「複数受験する予定が、回数が減ってしまった」と回答した。