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福岡県飯塚市、全国に先駆けて行政文書のデジタル化社会実験を開始

2021年1月22日

全国に先駆けて、福岡県飯塚市で行政データのデジタル化を実現するための基盤となる「トラストシステム(認証局)」を中心に据えた社会実験が1月20日(水)から2月28日(日)まで行われている。


■住民票をデジタルデータとしてダウンロードして提出

このデジタル化社会実験は、福岡県及び近畿大学産業理工学部、九州工業大学情報工学部の協力のもと株式会社chaintope120()から実施。住民票をデジタルデータとしてスマホにダウンロードし、そのまま会社や団体に提出、認証までを行える。

 


■スマートフォンにダウンロードした住民票で手続きが行える

利用者は自身のスマートフォンを使って、いつでもどこでも自分自身の証明書をダウンロードでき、身分を証明したい企業・団体に提示することができる。証明書を提示された企業・団体は、インターネット上のトラストサービスを通じて、その証明書が不正に作成されたものでないことを確認する。


■発行フェーズと受領フェーズのデジタル化を実施

各種証明書を発行する際には、「①申請フェーズ」、「②発行フェーズ」、「③受領フェーズ」の3つのフェーズがある。今回の社会実験では特に発行フェーズと受領フェーズのデジタル化を対象とし、発行フェーズでは「交付書面のテキストデータの埋め込み」と「交付されるデジタルファイルへe-シール処理」を行う。受領フェーズでは「証明書の真正性の確認」を行い、「交付書面の確認と合意した目的での利用」のシミュレーションが行われる。

 


<デジタル化社会実験の具体的な手順>

【参加者】

ステップ1QRコードが届いたら、アプリをスマホにインストール

ステップ2:住民票をスマホへダウンロードし、自身が所属する企業などの団体へ提出

ステップ3:社会実験に関するアンケートへ回答

 

【企業・団体】

ステップ1:「OpenPGP鍵の生成と提出手順」よりシステムをインストール

ステップ2:参加者の住民票をメールで受け取る

ステップ3:「証明書データの複合方法と検証手順」より住民票データの正当性を確認

ステップ4:社会実験に関するアンケートへ回答

 

飯塚市ブロックチェーン社会実験の概要動画

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