サイバーソリューションズは、クラウドメールやクラウドメールセキュリティサービスのセキュリティリスクを低減するため、添付ファイル分離配送機能における、パスワード通知メールの別経路での配送を2月1日(月)より開始する。
■PPAPの代替方法が急務に
従来から行われてきた、パスワード付きzipファイルをメールで送り、その後にパスワードを同一経路で送る方法(PPAP)について、平井卓也デジタル改革担当大臣は「セキュリティ対策や受け取り側の利便性の観点から適切ではない」とし、内閣府や内閣官房で廃止することを発表した。
■添付ファイル分離配送機能によるファイルの送付方法を推奨
代替方法のひとつとして、クラウド上のストレージにファイルを保管し、ダウンロードするためのパスワードは別経路で伝える方法が挙がっている。サイバーソリューションズでは添付ファイル分離配送機能によるファイルの送付方法を推奨している。
■パスワード通知を別経路で配送しセキュリティリスクを低減
サイバーソリューションズが提供する、クラウドメールやクラウドメールセキュリティサービスでは、セキュリティリスクをより低減するために、添付ファイル分離配送機能を利用した際に送るパスワード通知のメールのみを、通常メールとは別の経路で配送するサービスを開始する。
<添付ファイル分離配送機能>
メールに添付して送信されたファイルがクラウド上のストレージに自動的に保管され、ファイルのダウンロードURLが受信者に送られる機能。ファイルをダウンロードするためのパスワードは、別メールで受信者に自動的に送るか、送信者が確認した後に送ることもできる。主なメリットとして以下のような点が挙げられる。
・誤送信した場合でもダウンロードリンクを無効にすることでファイルの流出を防げる。
・送信者は受信者がダウンロード済みかどうかを把握できる。
・zipファイルの受信を拒否している相手にもファイルを送ることができる。
・受信者はスマートフォンでも簡単にファイルを閲覧できる。