高野山大学は10月23日に文部科学省から認可を受けたことで、2021年4月から教育学科を開設する。また、1月から実施する入試日程についてはWebでの出願も受け付ける。
■体験的学びと知的学びの往還により人間性を培う
高野山大学は「“いのち”の営みを尊び、人間と環境・文化を理解し、人間性豊かで創造性にあふれた人材を育成する」ことを教育理念とし、こうした人材を養成するために、地域の人々との交流を含めた多彩な学びを導入。体験的学びと知的学びの往還によって人間性を培い、教員としての資質・能力を育む。
■4ターム・クオーター制で留学が容易に
教育学科では、1年を4期に分けた4ターム・クオーター制で指導。1タームをフリーにすることで、休学せずに3か月ほどの留学や留学生の受け入れが柔軟にできる。また、受講科目数が2学期制よりも少なくなるため集中的な学びが可能となる。
■現場体験により実践力を身につける
小学校、幼稚園、こども園の訪問、放課後支援に加え、農園や馬術といった地域でのフィールドワークを体験。教育現場での実践力とともに課題解決やコミュニケーション力など人間力の育成につなげる。
■教員に必要な基礎的素質を学ぶ
教員に必要な教育知識や社会教養など、あらゆる学びの基礎的素養を学ぶ。また、教職関連科目として教材開発力や教授法などを学習。学級運営に必要な資質を身に付ける。
■国際感覚を養う様々な体験
世界遺産の高野山で訪問外国人に対する英語ガイドを行うことで、英語での実践的なコミュニケーション力を磨き、国際感覚を育む。また、フリータームを利用することで、休学せずに留学が可能。アメリカやタイの大学と提携しており異文化理解を深める。
■充実したサポート体制
教職センターでは、教育実習や保育実習の指導相談、教員採用試験の対策を担当。また、地域支援センターでは、現場体験学習をはじめとする地域連携プロジェクトについて、安全確保や緊急事態の対応など、指導、相談、連絡を担当する。
■地域の優れた知識を持つ人を「高野山大学特任マイスター」に認定
地域の優れた技術や知識、経験を持つ人を「高野山大学特任マイスター」に認定。TA(ティーチング・アシスタント)として教育を支援する。また、入学から卒業に至るまで、担当教員が学生それぞれの状況や適性を把握しながら就学指導、生活指導、キャリア支援を実施する。
<教育学科概要>
名称:文学部教育学科
入学定員:50人
修業年限:4年
設置場所:河内長野キャンパス
入学金:200,000円
授業料:880,000円(前期・後期合計)
取得可能資格(予定):小学校教諭一種免許状、幼稚園教諭一種免許状、保育士、高野山真言宗僧侶、社会福祉主事任用資格