早稲田大学は2021年度から全学部・研究科の学生約5万人に向けデータ科学教育を展開。学生に対して明確な目標を提示するため、新たにデータサイエンス認定制度を創設する。
■リテラシーレベルから上級レベルまで4つの級を設置
データサイエンス認定制度では、履修者のデータ科学に関する能力を保証するために4つの級を設置。リテラシー級は「教養としてデータサイエンスを知る」、初級は「データサイエンスの基礎や考え方を研究や仕事に利用できる」、中級は「データサイエンスを自身の専門的な研究や仕事に活用できる」、上級は「データサイエンスを主な仕事にできる」。
■大学が修了証明書を発行
4つの級毎に到達目標を設定。各学生の習熟度合いや興味関心に合わせたデータ科学を学ぶ機会を提供する。各級の定める要件を満たした学生に対しては、修了証明書を発行する。
■学習した成果を就職後のキャリアで活用
学生は、自身の興味や必要性によって科目を履修することが可能。多くの学生が本認定制度を活用してデータサイエンスに関する素養を高め、自身のキャリアの可能性を切り開くことが目指される。