「人生100年腸活プロジェクト」は、保護者500名を対象に「おなかの健康管理に関する実態調査(小中学生編)」を実施。子供が直近1年以内に便秘や下痢、軟便など腸に関する不安を感じていた時も、約4割の人が対策をとっていないことが明らかとなった。
■腸活の認知度は約7割
ビオフェルミン製薬が運営する「人生100年腸活プロジェクト」は、週3日以上勤務しながら、家族の食事管理を担当する保護者500名を対象に「おなかの健康管理に関する実態調査(小学校編)」を11月18日から20日にかけて実施。腸活を知っている人は約7割。コロナ禍で生活様式が変化する中、家族の腸内環境を整えることに対して意識の変化があったのは約半数となった。
■子供が腸に不安を感じても約4割の人が対策をとっていない
直近1年で、子供がおなかの不調を感じたことがあるか聞いたところ、「便秘」や「下痢・軟便」など腸に関する不調を感じたと回答した人は 83.4%。それに対して、整腸薬や便秘薬の服用、腸活を意識した食事内容になったなどの対策や予防をとる人もいる一方、症状を感じた時に具体的な対策をしない人は 44.0%で、その後の継続的な予防も、「特に何もしていない」と回答した人は 39.0%になった。
■腸内環境を考えて食事のメニューを考えている人は6.8%
子供の食事メニューを決める際に意識することは「栄養バランス」と回答した人が最も多く55.0%。特定の成分ではなく「全体的に意識している」(32.2%)という回答が最も多かった。意識する理由は「健康維持のため」(37.4%)、「身体の形成のため」(27.4%)という人が多く、「腸内環境を整えるため」と回答した人は 6.8%にとどまった。
■約7割の親は子供の好き嫌いが多いことや野菜を食べないことが悩み
子供の食生活における悩みについて聞いたところ、「好き嫌いが多い」(39.6%)、「野菜を食べない」(32.8%)が多かった。また、子供の食事準備において最も負担に感じていることは、おかずのレパートリーが少なくなってしまったり、献立を考えることが負担になっている親が 65.6%を占めた。健康維持の為、栄養バランスには気をつけたいものの、子供の好き嫌いを考慮しながら献立を考案することが負担となっていることがうかがえる。