2020 「Imagine Cup」 アジア地区決勝大会で、地域から最終選考に残った10チームによる激しい戦いの末、日本の「Team NUTONE」と香港の 「Team Hollo」が最優秀賞を受賞しました。
「Imagine Cup」は、学生がテクノロジに対する想像力と情熱を駆使して、現在、世界最大の課題となっている社会問題や環境問題や健康問題の解決に向け、革新的なソリューションを生み出すことを目指す大会です。
日本の「Team NUTONE」と香港の 「Team Hollo」が審査員から注目されたのは、両チームがマイクロソフトのクラウドサービス 「Microsoft Azure」における機械学習と認識技術を活用し、個人およびコミュニティのアクセシビリティ改善や健康、生活の向上を実現するソリューションを構築したことにあります。
「Team NUTONE」が開発したのは、首につけるウェアラブルタイプの電気式人工喉頭 (EL)で、声を失った人が再び話せるようになるというものです。
一方、「Team Hollo」が開発したのは、メンタルヘルスを支えるコンパニオンとセラピストが単一プラットフォーム上に用意されているもので、リスクを抱える若者に向けたものです。
準優勝には、シンガポールの Team Zest、インドの Team Blume、インドネシアのTeam Tulibot が選ばれました。
Team Zestが開発したのは、Dr. Rehab というモバイルアプリケーションで、医療専門家がコンピュータビジョンを通じて現実世界の理学療法監督サービスを提供するというものです。
Team Tulibot が開発したTulibotは、聴覚障碍者のコミュニケーションギャップを埋める統合支援デバイスで、ウェアラブルタイプのスマート手袋とスマートメガネが特徴です。
Team Blume は、患者が処方薬の RFID タグをスキャン、薬が本物であるかどうか、またアレルギーに問題がないか確認できるAndroid アプリケーションを開発しました。
今年は、Imagine Cup史上、初めてMicrosoft Teams にて開催され、優勝したチームには、それぞれ賞金等が贈られました。
2020 Imagine Cup アジア地区決勝大会で日本の Team NUTONEが最優秀賞に