文部科学省は、高等学校及び中等教育学校の後期課程(以下「高等学校等」)において、各教科等の内容を社会の在り方等と結び付けて深く理解する等、地域の課題を基に体験と実践を伴った探究的な学びを実現するため、「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」を2019年度から開始します。
事業内容としては、高等学校等において、市町村・高等教育機関・産業界等との協働によるコンソーシアムを構築し、地域課題の解決等の探究的な学びを実現する取組を行う高等学校等を、地域との協働による高等学校教育改革推進事業指定校(以下「地域協働推進校」)に指定し、質の高いカリキュラムの開発・実践、体制整備を進めます。
取組内容に応じ、「地域魅力化型」「グローカル型」「プロフェッショナル型」に分かれます。
「地域魅力化型」は、地域ならではの新しい価値の創造に向け、地域をよく知り、コミュニティを支える人材を育成するため、地域課題の解決に向けた探究的な学びを行います。
「グローカル型」は、グローバルな視点をもってコミュニティを支える地域のリーダーを育成するため、各地域の特性に応じたグローバルな社会課題研究としてテーマを設定し、解決に向けた探究的な学びを行います。
「プロフェッショナル型」は、専門的な知識・技術を身に付け地域を支える専門的職業人を育成するため、地域の産業界等と連携・協働しながら地域課題の解決等に向けた探究的な学びを行います。
2019年度指定校として、地域魅力化型は20校(公立19校、私立1校)、グローカル型は20校(公立23校、私立11校)、プロフェッショナル型は公立11校、全51校を決定。実施期間は3年間です。
指定校など詳細はWebで確認できます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/1415089.htm