英語を教えない英語塾 ESL clubは、国内初となる「小学生向け英語ディベートスクール」を2020年2月に開校しました。対象学年は小学校4年生以上、CEFR A2(英検準2級レベル)です。
従来の英会話スクールなどで、学ぶのは単に相手の英語を聴き、英語で話す力です。しかし、仕事の場面では目の前の課題に対し「何が問題なのか」「なぜそれが問題なのか?」「その問題を解決するための方法は何なのか?」「なぜその解決法が適しているのか?」といったことをチームで議論していきます。
こういった場面では、単なる英会話では通用しません。英語での議論の内容を聞きながら情報を処理し、自分の主張を論理的に組み立て、相手が納得する形で、英語で伝える力が必要になります。「英語ディベート」ではそういった力が身につきます。
英語ディベート・レッスンは、「レクチャー」、「スピーチノック」、「ディベート」のような流れで行います。レクチャーではディベートの基礎知識を解説します。スピーチノックは、「指定されたトピックに対し、3分間準備をし、1分間スピーチを行う」といったスピーキング力向上のためのトレーニングです。そして「ディベート」では、実際にディベートを行います。初回は最初に日本語で練習し、その後英語に移っていきます。
上記の大きな流れだけでなく、内容についても難易度をあげています。生徒にとって身近な内容のトピックから、社会性の高い内容へ、スピーチ時間も3分からスタートし、6分まで伸ばしていきます。逆に準備時間は20分から10分へと短くしていきます。
英語を学習していても使いこなせないのは、知識のみ習得して自分の意見、考えを表現するための言語として使っていないからとも言えるのではないでしょうか。英語でディベートを行うトレーニングをすることで、グローバルに活躍できる人材育成につながりそうですね。