全日本中学校技術・家庭科研究会では、令和3年度からの中学校の「新学習指導要領全面実施」に向けて、様々な研究実践を行ってきています。このため全国の各地区大会、ならびに全国大会が毎年行われており、今年度は兵庫県内5会場で「第58回全日本中学校技術・家庭科研究大会」が開催されます。
この大会に向けて研究主題を「持続可能な社会の実現に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力を育む技術・家庭科教育」として、技術・家庭科教育の充実発展を目指し、実践的な研究を進めています。生徒が生活や社会の中から主体的に問題を見出して課題を設定し、その解決策の検討、計画、実践、評価・改善といった一連の学習活動を通して、主体的・対話的で深い学びを充実させることにより、技術・家庭科の目指す資質・能力も豊かになると考え、研究主題を設定したということです。
詳しい日程・内容は、下記の通りです。
11月14日 西宮アミティホール 全体会
11月15日 県内4市(明石市、神戸市、宝塚市、尼崎市)で技術・家庭それぞれの公開授業並びに分科発表会
技術分野「A 材料と加工の技術」「B 生物育成の技術」「C エネルギー変換の技術」「D 情報の技術」の4内容
家庭分野「A 家族・家庭生活」「B 衣食住の生活」「C 消費生活・環境」の3内容
技術・家庭とはこのように生活や社会との結びつきがとても強い教科であり、特にプログラミングやサイバーセキュリティなどを扱う情報関係や、キャッシュレス社会に関する内容を取り扱う消費生活など、今日的な社会問題も題材として取り上げられます。技術・家庭科の担当はもちろん、他の教科担当の先生方にも興味深い事例がありそうです。事前受付を9月30日まで行っている他、当日受付も行うということなので、足を運んでみてはいかがでしょうか。